その内容に答えていきたいと思います!
それでは、早速その内容です。
質問内容「ペット&ファミリーげんきナンバーわんの改訂について」
お久しぶりです。お元気でいらっしゃいましたでしょうか?
コロナで騒がしい昨今。
私は特に変わりなく(外出は謹んで)犬と毎日戯れております。表題通り、げんきナンバーわん が改定されました。
スリム の方も同様でしょうか?ネットでは、 改悪!として、保険代が1.5倍になったことで
お腹立ちの契約者が書き込みをしているのを見かけます。私にとっては「朗報」と「悲報」でした。というのも、「朗報」に当たる部分は
加入後に門脈シャントという先天性奇形が発見されました。
大きな問題はないのですが、腸が少し腫れているみたいで
年に1度エコーにて経過観察中です。
この検査代がひょっとして出るようになるかも知れません。「悲報」は膝蓋骨脱臼です。
加入前、高いところから飛び降りてびっこを引いていたことが1度あって
(次に日には治っていたので医者に行きませんでした)
「母犬が膝蓋骨脱臼だから、この子もそうなのかもしれない」
「もし後からそのことが判ったら、気が付いていたのに書かなかった
嘘つきってことにになっちゃう?」
「どーせ保険対象外なのだから、どっちでもいいや」
と思って申告してしまっていました。なぜか変に「私は正直者ですよ。アピール(バカ!)」をしたかったのですよね。保険の対象になるなら申告しなかったのに!って(医者に言われたわけでないし)
これが今になってとーっても悔やまれます。アニコムのときもそうでしたが
なぜか私が入る保険は加入中に改定があるんですよね"(-""-)"
っていうか、犬の保険って改定多くないですか?とりあえず私は継続加入するつもりですが、この改定で
ペット&ファミリーの契約者が減って、サービスが低下しないことを祈るばかりです。長くなってすみません。
お暇なときに返信などいただけたら幸いです。
ペット&ファミリー「げんきナンバーわん」の改訂について
ということで、まずは内容について触れる前に、今回ペット&ファミリーのげんきナンバーわんの方が2020年4月1日〜保険内容の改訂が行われています。
そちらについてまずは、今までとの変更点について簡単にまとめてみます。公式のプレスリリースについてはこちらです。→ペット&ファミリー「げんきナンバーワンの改訂内容(2020年4月1日〜)」
補償内容の拡大
まずは、これは朗報の部分です。以前のげんきナンバーわんは、免責金額のあるスリムと比べても、補償内容がちょっと見劣りする部分がありましたが、その補償内容が大幅パワーアップしています。その改訂内容について一つずつ見ていきましょう。
待機期間後すぐのケガが保証対象になった
以前のげんきナンバーわんでは、待機期間後も15日以内に発生したケガについては補償対象外でしたが、今回の改訂で、待機期間を過ぎればケガもすぐに補償対象となりました。
先天性・遺伝性疾患が保証対象に
で、ここからが結構大きい。
今回の改定でげんきナンバーわんでは先天性・遺伝性疾患が補償対象となりました。以前はナンバーわんも、スリムの方もペット&ファミリーでは先天性・遺伝性疾患はどちらも補償対象外となってたんですね。
それが今回、げんきナンバーわんのみで先天性・遺伝性疾患が補償対象となりました。もちろん、発症が保険加入後、かつ待機期間後となりますが、これはかなり大きな変化です。
股関節脱臼・膝蓋骨脱臼(亜脱臼含む)・膝関節脱臼が保証対象に
これも大きいポイントの一つ。脱臼系のこれらの疾患が全て補償対象になっています。
特に小型犬で特に多い膝蓋骨脱臼が補償対象になったのはかなり大きいですね。請求数が多い?のか、免責金額設定のあるナンバーわんスリムでは補償対象担っていましたが、やっとナンバーわんの方も補償されるようになりました。
病理組織検査が保証対象に
今回の改訂から病理検査も補償対象となってます。これも、ナンバーわんスリムでは以前から補償対象となってましたが、ナンバーわんの方だけ補償対象外となっていた項目です。
皮膚病・口内疾患・外耳炎に対する入院治療における入院費が補償対象に
これに関しては、「え?前は補償対象外だったの?」と思ったのが正直なところです。重要事項説明書など、結構読み込んでいる方だと思いますが、この辺りについての文面はちょっと記憶にないですね・・・。
この辺がペット保険(というか人間も含め保険全般?)のややこしいところで、まぁ、全ての場合を記載していたら紙面がいくらあっても足りない、とは思いますが、重要事項説明書などに記載が無かったり、あってもわかりにくかったり・・・。
まぁ、今回の改定ではこれらが補償対象となったということなので、それほどあーだこーだとは言いませんが・・。
無事故割引制度の導入
で、補償対象の拡大の他には、無事故割引制度ができました。前年の保険期間中に保険金の請求が一度もなかったら、次年度の保険料から5%が割引されます。
うーん、一度も請求無しっていうのは、結構条件厳しいですし、割引率も5%ということで・・欲を言えば、できれば消費税の10%くらいは割引して欲しかった・・というのが正直なところです。
保険料が高くなった
はい、で、ここまでが改訂で良くなったところ。改定された項目として、悪くなった点の2点ほど挙げていきます。まずは、保険料が高くなりました。
どれくらい高くなったか分かりやすくするために表を作ってみました。(※小型犬の場合で、70%プランで比較しています。金額は月払いの時です。)
ナンバーわんの改定後と改訂前の保険料比較
改定前 | 改定後 | |
---|---|---|
0歳 | 2660円 | 3460円 |
1〜3歳 | 2420円 | 3230円 |
4〜5歳 | 3240円 | 3870円 |
6〜7歳 | 3590円 | 4830円 |
8〜10歳 | 4060円 | 6210円 |
11歳〜 | 5510円 | 8740円 |
※改定後の場合、1歳〜は継続契約の場合の保険料となっています。(改定後は契約初年度と継続年度の保険料が若干違う為。)
ということで、どうでしょう?どういう感想持ちますか??
私の感想は、最後にまとめて書きたいと思うので、ここではちょっとここまでにしておきますね。
緊急性を伴う帝王切開が補償対象外になった
そして、悪くなった点の二つ目、最後ですが、緊急性を伴う帝王切開が補償対象外となりました。
元々、出産についての医療行為は保険対象外となってましたが、以前は唯一、緊急性を伴う場合のみ、帝王切開の費用が保険対象となっていました。
が、改定後はこれも含めて全ての妊娠、出産や早産、流産、交配などの費用は補償対象外となります。
ナンバーわんスリムの補償内容は保険料に変更はあった?
では、質問内容の中にもありましたが、今回ナンバーわんの改定と併せて、スリムの方の改定もあったか?というところですが、
ナンバーワンスリムの方は改定はありません。
つまり、補償内容や保険料の変更も全くありません。
げんきナンバーわんの改訂内容を踏まえて質問内容に対する私の感想
はい、ではここまでの改定内容を踏まえて、今回のKさんの質問に答えていきつつ、今回の改定内容に関する個人的な感想も話していきたいと思います。
まずは保険料、やっぱり高い!!笑
時に8歳〜の保険料の差が顕著で、たしかにKさんが仰るように、1.5倍程度になっています。11歳以降は年額で遂に10万円越えですからね・・・。いくらそこから保険料が上がらないとは言え、毎年この金額となると・・・正直結構きついです。(これは余談ですが、新規加入年齢後の8歳からぐんと保険料が上がってるのは若干嫌らしさも感じなくもないですね笑)
その分、確かにナンバーわんスリムで補償されてたのに、ナンバーわんでは補償されなかったものが着実に補償対象に入ってきてますし、かつ、スリムでも補償対象外の先天性・遺伝性疾患が補償対象となったり、かなり補償内容は充実してきてます。
もちろん、スリムと違って免責金額もないですし、その分保険料も上がることは分かるのですが・・。
まぁ、以前この件についてのコメントでも書いたのですが、
- 保険料はリーズナブルだけど免責金額がついている分、少額の治療費は諦めて高額治療に対する備えとして割り切るナンバーわんスリム
- 窓口精算もできて、免責金額もなく、補償範囲もスリムよりも拡大していて安心して加入できるが、その分保険料も高額になってくるナンバーわん
という感じで、より両者の特徴がはっきりと出て、どっちが悪い良いというよりは、より棲み分けができたかなぁという感じですね。
確かに、ナンバーわんの保険料は高くなったと私自身感じますが、「保険料はある程度目をつぶるから、とにかく安心できる保険が良い!」、という飼い主さんにはよりぴったりの保険になったでしょうしね。
逆に、「結局使うかどうか分からない保険に毎月高い保険料はかけたくないけど、もし高額治療になったら心配なので、そっちはしっかり補償が欲しい」という飼い主さんはナンバーわんスリムを選べばいいわけです。(私はこっちの意見なので、今もスリム推しは変わってません。)
Kさんの場合は、今現在もナンバーわんの方に入っていて、先天性の門脈シャントが対象になりそう、とのことで、これはよかったですね!^^
ただ、膝蓋骨脱臼ですが、確かに加入された時は補償対象外だったわけで、その時に明確に「免責」とはなってたんでしょうか?もしそうでなかったとしたら、補償対象にもなりそうな気がするんですが・・・。この辺は(あくまでの期待せずにですが・・)一度ペット&ファミリーに問い合わせてみた方がいいですよ!
確かに、アニコムも結構改定ありますが、そうなんですよね〜ペット保険って結構改定多いと私も感じます。それだけなかなか収益が安定しないのかなぁと邪推しつつ・・って感じですね。
というか、保険料とかもそうですが、改定前に加入した人も問答無用で新しい方の条件が適用されてしまうんですかね?
だとしたら、余計今回の保険料のアップはなかなか厳しいですね・・・。
その辺も、もしわかれば改めて教えていただけると有り難いです!(`・ω・´)
後、この改定を機に加入者が少なくなって・・・というところですが、まぁ、確かに保険料が結構高くなったんで、加入者離れは多少あるかもしれませんが、改定内容を見てると、「今までの保険料じゃきついから、補償内容を拡大してでも保険料を上げたかった」っていうのが本音だと思うんでね・・。この辺がどう響いてくるかですね。
あ、後最後に大事なポイントですが、最後紹介した「緊急性を伴う帝王切開」ですが、今回ナンバーわんでは補償対象外となりましたが、改定の無かったスリムの方では引き続き補償対象となってますので、ここに関して気になる方は要注意です。
ということで、参考になれば幸いです。
これに伴って、ペット保険の比較記事も今回の改定後の内容を反映させてますので、良かったらペット保険選びにお役立てください!
https://with-tiwawa.com/?p=984