昨日、久しぶりにチワワ君に手作りご飯を作りました。
ドッグフードになると偏食の激しいチワワ君ですが、手作りご飯だとびっくりするくらい喜んで食べてくれるんですよね。
昨日の手作りご飯を食べているチワワ君の記事はこちら。⇒手作りご飯に食いつきの悪かったドッグフードを混ぜてあげてみた!
ただ、手作り食の難しいところは人間は食べれてもワンちゃんが食べると良くないものがけっこうあることです。
特に、一回食べただけでも中毒を起こしてしまうものもあるので注意しないといけません。
今回はこれから手作り食に挑戦するという方のためにも、ワンちゃんのご飯に入れない方が良い食材をまとめてみました。
手作り食に入れるのは避けるもの
※食べていいもの、悪いものについては、一般的に言われているものに加えて、いぬのきもち今月号の付録でついてきた、こちらの冊子も参考にさせて頂きました。
ネギ、玉ねぎ、にんにく、にらなどのネギ類
これは知っている人も多いと思いますが、ネギや玉ねぎ、にんにく、にらなどのネギ類は血液中の赤血球を破壊して溶血性貧血を引き起こします。
また、加熱をしても中毒を起こす成分は壊れないので、火を通してもだめです。
なすび
なすびはアクが多い野菜です。
このアクがカルシウムと結合すると尿路結石(シュウ酸カルシウム結石)のリスクが高まります。
また、食物繊維が固く手多いため消化もしずらい食材のようです。
ごぼう
ごぼうもアクが強くて食物繊維が豊富なため、犬にはあまり与えない方がようそうです。
長いも
人間と同じく口のまわりなどにかゆみが出る可能性があるため、与えない方がよいとありました。ただ、症状がそれだけであれば、それほど神経質になる必要もないのかなと思います。
ぎんなん
生のまま食べると中毒を起こす危険性があるそうです。
生の卵白
加熱していない生の卵白には中毒性の報告があるようです。
柑橘類の皮
皮をむかずにみかんやグレープフルーツ、レモンなどを与えるのはNG。柑橘類は皮の部分におう吐や下痢の原因となる中毒成分があるようです。
いちじく
皮や葉っぱ、果肉部分にソラレン、フィシンといった中毒性のある成分を含みます。食べると口の中に炎症が起こったり、おう吐やよだれなどが引き起こされる可能性があります。
ぶどう
腎不全や下痢などの中毒報告があるようです。腎臓などにすでに持病があるワンちゃんはよりリスクが高いようです。レーズンなど干しぶどうも不可。
プルーン
葉っぱ、種、茎を食べた時に呼吸困難やショック症状の報告有り。乾燥させると毒性が強くなり、ドライフルーツは特にNG。
アボカド
果肉や皮に毒素を含み、おう吐や下痢の起こすことがあると記載がありました。ただし、アボカド入りのドッグフード「アボダーム」の会社に電話でアボカド中毒の話を聞いたところ、アボカドは犬や猫には中毒性はないと回答をもらいました。また、中毒性があると言われているのも、種と皮の部分だけで果肉には中毒性はないと回答をもらいまいした。
アボカドの中毒性について書いたアボダームの記事はこちら。⇒皮膚や毛ヅヤにいいと評判のアボダームを食べさせてみた!しっかり食べてくれた?
この辺は一度いぬのきもちの相談室で一度確認してみようと思います。また追記しますね。
さくらんぼ
葉っぱ、茎、種には中毒性がある。果肉のみであれば大丈夫なので、与えるには種と茎をしっかりと取り除くことが条件。
桃
葉っぱ、茎、種に中毒性の報告有り。特に種にはシアン化合物と言われる有毒成分が含まれています。
ほうれん草
カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸を含むので生で与えるのはNG。与えるときはゆでて水で洗い、シュウ酸を減らすこと。
手作り食にいれていいいもの
リンゴ
病気や体が弱った時などはこれを与えておけば間違いないと言われるほどワンちゃんも大好きな果物。
果物なので酵素もたっぷり入ってますし、りんごに含まれるペクチンが腸内環境を整え、消化も助けます。
カロリーも少ないため減量中のおやつにあげている飼い主さんもいるようです。
農薬などの心配もあるので、有機リンゴ出ない場合は皮をむいて食べさせましょう。
大根
大根には消化酵素が含まれているため、ごはんの消化吸収を助けてくれます。
また、食物繊維もそれほど多くなく、ワンちゃんが食べるにはお勧めの野菜。
風呂吹き大根でほろほろにしてあげるととっても喜びます。
また、
柿
抗酸化作用のあるβカロテンやビタミンCが豊富。
食物繊維の多い皮はむいてあげましょう。
また、種の誤飲には注意。
※渋柿は上げない方がいいそうです。
キャベツ
うちの子がいつもオヤツ代わりに食べています。
加熱しても生のままでもいいですが、固そうであれば加熱してあげた方がいいかも。
ちなみにうちの子は生の触感が好きみたいで、固い芯のところをあえて選んでバリバリ食べてます。
ただ、食べ過ぎるとうんちがゆるくなったり、吐き戻しをしてしまうこともあるみたい。
レタス
95%が水分でできており、食物繊維も多くなくワンちゃんが比較的消化しやすい野菜。
抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを含みます。
うちのチワワ君はキャベツと同じくこのレタスも大好物。
やっぱりシャキシャキと音のする触感が好きみたいですね~。
白菜
キャベツに似た成分構成で、キャベツよりも実は低カロリー。
食物繊維も多くなく、消化にも良いためビタミンCyaカリウムが豊富。
ブロッコリー
ビタミン類が豊富でワンちゃんにおすすめの食材ですが、食物繊維が多いため消化がしにくかったりうんちの量が増えたりします。
特に軸の部分は食物繊維が多いので、与え過ぎには注意です。
かぼちゃ
ビタミンC、ビタミンE、βカロテンなどのビタミンや抗酸化作用のあるフィトケミカルが豊富。
食物繊維が多いため食べ過ぎには注意です。
にんじん
かぼちゃと同じくフィトケミカルのβカロテンが豊富。
かたい繊維質が多いため、あげるときにはすりおろしたりの工夫があるとベター。
固いまま野菜スティックであげると歯の健康にも○。
ちなみにうちの子はあんまりにんじん好きじゃないです。(笑)
ごはんに入れてもけっこう残しちゃうんですよね。
飼い主に似たか。(笑)
さつまいも
ビタミンや食物繊維が豊富。
ただし、糖質も多いため与え過ぎには注意のようですが、うちの子は本当にふかしたサツマイモが大好物で、人間が食べる一本丸々を平らげてしまったこともありました。。(さらにねだってくるという・・。)
ただでさえ太り気味なので、これからは控えるようにしなきゃです。
その他
- バナナ
- いちご
- 栗
- すいか
- 梨
- メロン
- かぶ
- セロリ
- パセリ
- 豆腐
- 納豆
- ヨーグルト
- 白米ご飯
- トマト
- きゅうり
これらのものは手作りご飯に入れても問題ないものです。
基本的に食材は小さく切ってワンちゃんが食べやすくしてあげるのが基本です。
ジャガイモについて
じゃがいもについて、食べ物図鑑ではあげていい食べ物として載っていましたが、実はジャガイモが中毒を起こす可能性を指摘している獣医さんもいます。
ジャガイモは上で食べさせてはいけない食べ物で紹介したナス科の野菜で、チャコニンという割と強めの毒が入っていて、食べさせると吐き気、おう吐、下痢、震えや不安などの神経症状の原因となることがあるそうです。
ただし、これも個体差があり食べても平気な犬とそうでないワンちゃんがいるようです。
毒素は通常24時間で排出されるようなので食べてから1日以上経っていれば問題はないと思いますが、極力食べさせるのはやめた方がよさそうです。
犬に野菜はあげないという意見
また、犬には野菜は不要で毒にもなるので食べさせてはいけないという、けっこう強烈な意見の獣医さんもおられます。
確かに、シュウ酸を含むキャベツやほうれん草などを継続的にあげることによって、尿路結石の種類の1つであるシュウ酸カルシウム結石になるリスクは高まると言われています。
また、野菜を食べると犬の正常な尿のphが酸性⇒アルカリ性に変わり問題があるとも指摘されています。
この辺は穀物は絶対ダメ!グレインフリー万歳!という意見と通じるところも感じますね。
私個人の意見としては、確かに与え過ぎはダメだと思いますが、毒でなければ適度にいろいろな食材を食べることはいいことなんじゃないかなと思っているので、キャベツやレタスなどもおやつとしてあげたりしてます。
ただ、尿路結石に実際になったというワンちゃんは避けた方が良いと思いますね。
手作りご飯で注意すること
手作りご飯で注意することは、
- 食べてはいけないものをしっかり把握すること。
- 食べやすいように食材を小さく切ってあげること。
- 調味料は使わないこと。
この3つです。
また、手作りご飯は人間の食べるご飯を作る時にあまりものを使って作る場合が多いと思うのですが、そのときに人間の使ったお鍋を洗わずにそのまま使うのもNGです。
調味料が残っていたり、玉ねぎなど犬に中毒性のある食材のエキスもしっかり付着していますので。
うちのチワワ君も昔、間違って玉ねぎを食べてしまい、急いで動物病院へ駆け込んだことがあります。。
吐き出させたり、注射を打ったりとワンちゃんにも負担をかけて苦しい思いをさせてしまいましたね。
そうならないようにも、飼い主さんはしっかり注意してご飯を作ってあげて下さい。