安全なドッグフードを見極めるポイントとして、
パッケージに表示されている原材料を確認するのは基本です。
そして、1キロ数百円で売られているような安すぎるフードには手を出さないのが無難です。
なぜなら、そういった安いドッグフードの多くには、人間の食べものに入っているものとは比べ物にならないくらい危険な添加物が、実際に含まれていることを知っておくべきです。
ドッグフードに入っている危険な添加物|有名どころ
ペットフード関連の書籍やインターネット上でも割と有名な危険添加物として、
- BHA
- BHT
- エトキシキン
- 亜硝酸ナトリウム
- ビートパルプ
- プロピレングリコール
こういったものがあります。
BHAやBHT、エトキシキンというのはフードの酸化防止剤や保存料として使われていて、
発がん性の報告があるものとして知られています。
亜硝酸ナトリウムは着色料や保存料として使用され、発がん性物質を生成することが分かっています。
他にもビートパルプやプロピレングリコールなどもワンちゃんの体にはあまり良くない成分として有名ですね。
このあたりは今まで繰り返しその危険性が叫ばれてきたので、知っている方も多いと思いますし、
インターネットで検索すればこの辺はすぐ出てきます。
それに、メーカー側にとっても危険だと有名になってしまった添加物をそのまま使っていても売れなくなるだけです。
なので、このあたりの添加物はもうほとんど使われていません。
(※まだしっかりと使ってあるフードもありましたが・・。詳しくは後述します。)
ただし、そういった名前の知られている添加物が表示されていないからといって、
同じような役割を持つ別の添加物が配合されていることは明白です。
なぜなら、そうでないとスーパーやホームセンターなどで売っている、
大量生産されたドッグフードは品質を一定に保てませんし、価格も高くなってしまうからです。
ということで
ホームセンターで売っているドッグフードを対象として、
2016年現在で実際に使われている添加物を調べてみました。
実際にペットフードに行って裏面の成分表示を確認して調べたものですので、
あなたの現在あげているフードに含まれる添加物も含まれているかもしれません。
是非確認してみて下さい。
実際にホームセンターのドッグフード売り場で確認できた添加物
最寄りのホームセンターで売られていたすべてのドッグフードの商品のパッケージをチェックして、
記載されていた添加物を書き出してみました。
- 保存料(ソルビン酸K ソルビン酸、デヒドロ酢酸ナトリウム)
- 酸化防止剤(エルソルビン酸ナトリウム、BHA、BHT、没食子酸プロピル)
- 着色料(二酸化チタン、赤色40号、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、青色1号、酸化鉄、プロピレングリコール)
- PH調整剤
- リン酸塩
- 発色剤(亜硝酸ナトリウム)
- ビートパルプ
- 香料
- 甘味料(ソルビトール、キシロース)
こう見ると、保存料や酸化防止剤、着色料に多く添加物が使われているようです。
この中には、いろいろな書籍でも本当に危険だと叫ばれているBHA、BHT、をいまだに入れている製品があったことには正直驚きました。(製品名は言えませんが、けっこうな有名商品です。)
亜硝酸ナトリウムやビートパルプは多くの製品でまだまだ使われていました。
こうやって多くのドッグフードの中身を見ていくことで、
危険な添加物を含むフードの共通点が見えてきました。
それは、価格が安すぎるということです。
まとめ|最低限、安すぎるフードには手を出さない
インターネットや書籍などを通じて、
普通の飼い主さんでもドッグフードに対するリテラシーが高まってきている現在でさえ、
危険な添加物は多くのドッグフードに使われている現状があります。
メーカー側からしても、皆が危険だと認識している成分をなぜフードに入れ続けるのかというと、
その方が安く作れるからにほかなりません。
安いには安いなりの理由があるし、それを求め続ける消費者がいる限りこういった製品は無くならないと思います。
高いドッグフードがすべて良いフードかと言われるとそうでないものもあると思いますが、
ある一定以下の安すぎるフードに関しては、安心して愛犬に食べさせられるフードはないという認識で間違いないと思います。
少しでも、飼っているワンちゃんのことを思うなら、本当に安すぎるフードには手を出さないことです。
安すぎるの定義としては、キロ1000円くらいがボーダーラインかなと思います。
これより価格が下がると、「ちょっとうちの子には食べさせたくないな・・・」というものが多かったです。
まずは、今ワンちゃんにあげているドッグフードの成分表示を見てみて下さい。
いろいろな気づきがあると思いますよ。
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