チワワ君の飼い主です。
今回は、
というアクサダイレクトのペット保険を検討している方の疑問が、この記事だけで全てスカッと解決するように、答えていきたいと思います!
アクサダイレクトペット保険の補償内容
まずは、アクサダイレクトの基本的な補償内容から説明していきます。
ペット保険の対象動物
補償対象となるペット |
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犬と猫のみ |
まず、アクサダイレクトのペット保険の補償対象ペットは、犬と猫のみです。それ以外のウサギや鳥類などに関しては、アニコムやプリズムコール、ペット共済のペットライフジャパンなどを検討してみてください。
加入・更新の年齢制限
加入上限年齢 | 更新上限年齢 |
---|---|
9歳未満(8歳11ヵ月)まで | 終身 |
次に加入と更新の上限年齢について。加入の上限が8歳まで。更新の上限が終身=一生涯更新可能、となってます。
加入上限に関しては、ペット&ファミリー(ナンバーわん、スリムともに)やアニコムの7歳に次ぐ、8歳での加入制限がかかります。ちょっと早めになってるので、加入を検討している方は気をつけてくださいね。
また、更新年齢は一生涯まで継続可能です。ただ、基本的には、という枕詞がつきます。その理由は後ほど免責・不担保条件の項目で詳しく説明します。
待期期間
ケガ | 無し |
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病気※がん以外 | 30日間 |
がん | 120日間 |
ペット保険の待機期間とは、契約がスタートしてから一定期間補償が受けられない期間のこと。多くのペット保険で設定されていますが、待機期間の設定がない(契約スタートと同時に全ての補償がスタートする)ペット保険もあります。
アクサのペット保険は、ケガの場合は待機期間がなく、病気(がん以外)は30日間。がんの場合は120日間の待機期間の設定があります。
ケガと病気の待機期間の長さは平均的ですが、がんの120日間(約4ヶ月)の待機期間はかなり長くなってます。
がんも他の病気と同じで30日間、長くても90日間というペット保険が多い中で、120日間は突出しています。
プラン内容
プラン50 | プラン70 | |
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補償範囲 | 通院・入院・手術 | 通院・入院・手術 |
補償割合 | 50% | 70% |
年間補償金額 | 50万円 | 70万円 |
アクサのペット保険の補償内容はこんな感じになってます。
まず、大きなポイントとして、通院・入院・手術のフルカバーのペット保険ではありますが、それぞれで1日の上限金額や年間の限度回数(日数)が設定されていません。
これは、それぞれの限度額/日と年間限度回数が設定されているペット保険と比べて、非常に使いやすくなります。
理由は、保険金の請求には年間の最大補償金額(50万円 or 70万円)だけを気にしていればいいから。
もし、通院の1日の限度額が12000円と設定されていた場合、年間の補償額は十分余っているにも関わらず、それ以上の保険金は受け取れません。また、通院で年間30回の限度回数が設定されていた場合、金額的には余裕があっても、回数制限で保険金が受け取れない・・・という事態もあるからです。
そういう制限を気にせず保険金の請求ができる、という点は大きなメリットです。
補償金額と補償割合はそれぞれ、50と70で揃ってます。これはどれもペット保険ではオーソドックス(ごく平均的)なプラン内容となってます。
[ad]アクサダイレクトペット保険の保険料
犬の保険料
各保険の保険料が上がり方も含めて比較しやすいように70%補償に統一して(70%補償のないプリズムコールは100%(プレミアムオレンジプラン)、ペッツベストは年間限度額50万円、80%補償、年間免責金額2蔓延、プレミアム特約アリ)で比較しています。)
これがアクサダイレクトの犬(小型犬)の保険料の推移と、他のペット保険の保険料の推移を比較したグラフです。(ペット保険は中型犬、大型犬と保険料が比例して高くなるので、中型犬や大型犬の飼い主さんは、各ペット保険の保険料の推移を参考にしつつ、実際の保険料は公式サイトやパンフレットで確認して下さい。)
アクサダイレクトのペット保険の保険料の推移は黄色の線です。
(黄色の線が2つあってややこしいですが、13ー14歳で保険料がガクッと下がっているのがアクサダイレクトの方です。逆に順当に保険料が上がっていっている黄色の線ははイオンのペット保険です。)
アクサダイレクトのペット保険の保険料は、他のペット保険と比べてかなり特徴的。多くのペット保険は、年齢が高くなっていくにつれて、保険料は高くなっていきます。(0→1歳は逆に低くなりますが、この場合を除く。)
ですが、アクサの場合、13歳→14歳のところで、月額にして1000円程度ガクッと保険料が落ちるのです。グラフで見ると、一つだけ上がってから下がっているのがよく分かると思います。
これは、アクサだけのかなり特徴的な保険料の動きですね。
全体的には、アクサダイレクトのペット保険の保険料は、10歳前後までは平均的か、それより若干高い部類に入ります。
- アクサのペット保険の保険料は、全年齢のトータルで見ても、全ペット保険の中ではちょうど真ん中から、少し高めの部類にも入る。
- しかし、10歳を超えたあたりから保険料の上がり方が鈍化し、14歳で月額1000円(※年額で12000円程度)ガクッと下がり、それ以降は保険料が一定となる。
- 高齢になってから保険料が下がり、それ以降保険料が一定になるというのは、飼い主目線としては見通しが立てやすい。(保険料がどんどん上がっていく・・・という不安がなくなる。)
猫の保険料
これが猫の保険料のグラフ。
犬と同じ黄色の線ですが、犬の時と同じく12歳ー13歳の時に保険料が下がり、13歳ー14歳でさらに下がるという、トリッキーな動きになってます。
同じく、高齢になってから保険料が下がること、そして保険料が一定となるのは、飼い主としては嬉しいですね。
そして、猫の場合はさらに、全年齢のトータルで見ても、他のペット保険と比べて、保険料は低めの部類に入ります。
犬の場合よりも、猫の場合はより加入しやすくなっている、と言えるでしょう。
保険料の割引制度
アクサダイレクトの保険料の割引制度について紹介します。
インターネット割引
まずはインターネット割引。インターネットから契約することで、初年度のみ、3000円の保険料の割引が受けられます。(※年額の場合。月額支払いの場合、割引額が変わってくる。クレジット支払いのみ。犬4に該当する犬種(ブルドッグやバーニーズマウンテンドッグなど)はネット申し込み不可。)
マイクロチップ割引
マイクロチップを装着していると、保険料の割引が受けられます。明確に〜%という数字はありませんが、マイクロチップありと無しで保険料の表が異なります。
詳しくはこちら。→【公式】アクサダイレクトペット保険の保険料
保険金の請求・支払い方式
保険金の請求、支払い方法は後日請求のみです。動物病院では、一度全額支払って、その後保険金を請求し、指定の口座に振り込まれる、という方式です。
※面倒な手続き無しで、受け取り保険金と治療費の差し引きを動物病院で支払えば良い窓口精算は、アニコム、アイペット、ペット&ファミリーのげんきナンバーわん、のみとなってます。
免責金額
アクサダイレクトのペット保険には、犬、猫ともに免責金額の設定はありません。治療費×補償割合(50%、または70%)が保険金としてそのまま受け取れます。
[ad]アクサダイレクトの免責・不担保条件
では、いよいよアクサダイレクトのペット保険の内容の肝でもある、免責・不担保条件の項目です。ペット保険によって対応分かれるケースについて、
- 個別の具体的な病名
- 慢性疾患・高額治療への対応
- 先天性疾患・遺伝性疾患への対応
と、3つに分けてそれぞれ説明していきます。(※全ペット保険共通の免責・不担保条件についてはここでは割愛します。全ペット保険共通のものについてはこちらをチェック。→入る前に必ずチェック!ペット保険の支払い適用外の病気・ケガまとめ)
免責疾病
膝蓋骨脱臼 | △(発症初年度のみ) |
誤飲 | 〇 |
歯周病・歯肉炎 | × |
チェリーアイ | ○ |
股関節形成不全 | △(発症初年度のみ) |
レッグペルテス | △(発症初年度のみ) |
気管虚脱 | △(発症初年度のみ) |
椎間板ヘルニア | ○ |
てんかん | 調査中 |
病理検査 | △ |
診断書作成費用※1 | × |
時間外診療 | △ |
アクサのペット保険の、ペット保険によって対応が分かれる病気やケガの対応状況は上の表の通り。
他のペット保険と比べて、△になっている病気が目立ちますが、これは発症初年度のみ補償対象となりますが、次年度以降更新しても、その病気に関しては補償対象外となります。(※初年度とは、発症した年という意味で、契約初年度のみ、という意味ではありません。)
ということで、△のものも含めると、総合的に免責疾病は多めと言えるでしょう。また、シニアになってから気をつけたい歯肉炎、歯周病などの歯科治療も補償対象外となっているのも要確認。
慢性疾患・高額治療への対応
慢性疾患・高額治療への対応 |
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△ |
次に、慢性疾患、そして高額治療が発生した(補償限度額の範囲内であっても、1年で高額な保険金の請求があった)場合の対応について。
慢性疾患への対応にについては特別パンフレットや公式ページで言及していませんが、前年度の保険金の支払い実績を見ながら、次年度の更新時に特定の傷病に対して条件がつくことがある、とのことです。
先天性・遺伝性疾患への対応
先天性・遺伝性疾患への対応 |
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△(発症初年度のみ) |
先ほど、個別の病名でも△がありましたが、実は一言で言うと、この先天性・遺伝性疾患の可能性が高い病気に該当するものだったのです。
個別の病名としても指定されていますが、先天性・遺伝性疾病の場合は、発症初年度のみ補償対象となりますが、次年度以降の更新時には補償対象から外れてしまうことに注意です。
[ad]アクサダイレクトペット保険のデメリット
では、ここまでの内容で、アクサダイレクトの知っておくべき優先度の高いデメリットについてまとめます。
やっぱり一番のデメリットは、免責・不担保条件がつく病気の多さでしょう。再三言っているように、特定の病気、そして先天性・遺伝性の疾患については、補償されるのは発症初年度のみで、次年度からは補償対象外となってしまいます。(※この中に小型犬頻出のパテラ(膝蓋骨脱臼)なんかも含まれます。)
また、シニア犬になってから気になる、歯肉炎や歯周病の歯科治療も初めから補償対象外となっているのも気になるところ。
慢性疾患も含め、単純に高額治療となった場合も、次年度から結構条件がついたり(高額治療になった病気が補償対象外)、保険の更新自体を断られるケースもあります。
全体的に、外資っぽく、保険金の支払いや更新条件については、シビアに見られる傾向にはあるのかな〜と感じるところです。
アクサダイレクトペット保険の特徴と総評
では、最後にデメリットも踏まえた、アクサのペット保険を、飼い主目線で総括したいと思います。
プラン内容や保険料など、全体的には平均的なペット保険だと言えます。その中でも、通院・入院・手術で、1日の限度額、年間の限度回数(日数)がつかないところは使いやすいです。
し、高齢になってからの保険料がガクッと下がるのはかなりありがたいところ。(※ただ、この年齢を境に更新を断られることケースが多くなる・・?という邪推は少し働きます。)
トータルで見ても、犬の場合の保険料は平均的、猫の場合は平均よりも低く、割とリーズナブルとも言えます。
ただ、やっぱりネックとなるのは、更新時の不担保条件がついたり、更新時の更新を断られるケースがどれくらいあるのか?と言うところ。
免責疾病についても、発症してから次年度の更新時に補償対象外となるものも多く、不安が残るところ。
損保会社としてのネームバリューと安心感はあるので、その辺も加味して加入を検討してみてください。
それでは、今日はこの辺で。