チワワ君の飼い主です。
今日は、今まで紹介してこなかったペット共済の日本ペット共済の紹介をしたいと思います。
ペット共済といえば、制度的にはペット保険ともちろん違ってきますが、加入者側からすると、それほどその区分は気になるところは少ないかもしれません。
ということで、今日は日本ペット共済について気になるところの解説と、他のペット保険との比較、実際の飼い主さんの口コミや、最後に私の感想と総評でまとめたいと思います。
日本ペット共済の保険区分
日本ペット共済の保険区分は国の認可を受けたペット保険ではありません。
仕組みとしてはペット保険と同じですが、無認可であり救済処置などの法的拘束力はありません。
日本ペット共済の補償内容
補償対象動物
日本ペット共済の補償対象となるペットは、小型犬と猫のみ。犬の中でも小型犬のみとなっているのが注意すべきところ。
小型犬の分類としては、パンフレットに載っている上の写真にもありますが、大体の小型の室内犬は問題なく対象になりそう。
また、申し込み時、更新時の体重が8キロ未満であれば、小型犬と分類されるようです。
ただ、ちょっと骨格がしっかりした小型犬であれば、体重で引っかかってしまうこともあるんじゃないかと・・・ちょっと心配になりますね。
日本ペット共済の年齢制限
加入上限年齢 | 更新上限年齢 |
---|---|
11歳未満(10歳11ヵ月)まで | 終身 |
年齢制限は加入の際は11歳未満と、ペット保険各社と比べると、割と門戸は広い方の部類に入りますね。かつ、しっかり終身まで更新できるのも、地味ですが大事なポイント。
プラン内容
シルバープラン(50%補償) | ゴールドプラン(70%補償) | プラチナプラン(100%補償) | |
---|---|---|---|
年間限度額 | 70万円 | 70万円 | 70万円 |
通院 | 限度額:1万円/日 限度日数:無制限 |
限度額:1.2万円/日 限度日数:無制限 |
限度額:1.5万円/日 限度日数:無制限 |
入院 | 限度額:1万円/日 限度日数:無制限 |
限度額:1.2万円/日 限度日数:無制限 |
限度額:1.5万円/日 限度日数:無制限 |
手術 | 限度額:10万円/日 限度日数:2回まで |
限度額:12万円/日 限度日数:2回まで |
限度額:15万円/日 限度日数:無制限 |
日本ペット共済のプランは、全ての通院・入院・手術込みのフルカバーのもののみです。手術だけ補償などの部分補償はありません。
各プランにおいて、一日の限度額は決まっているものの、1年間の限度日数は決まっていないという、トリッキーな内容になってます。
それでも、限度日数まで決まっているペット保険と比べるとまだ使いやすいかも。また、ペット保険でいうと、PS保険なんかで選べる100%補償のプランもあるのは一つのポイント。
免責金額
日本ペット共済には、免責金額が設定されているプランや補償はありません。全て、治療費に対するプランごとの補償割合をかけた金額が支払われます。
日本ペット共済の共済料の推移
※グラフ上に記載がないですが、日本ペット共済の方の保険料はゴールドプラン(70%プラン)で、補償割合を合わせています、
日本ペット共済はペット保険ではないため、保険料ではなく共済金と呼びます。
日本ペット共済の保険料の推移は図の青色の線。
同じペット共済のペットライフジャパン(プレミアム70)と比較しています。
ペット共済だからと言って、ペット保険より保険料特別が安いということは基本ありません。
他のペット保険と比べると、
全ペット保険と比較すると安めの部類には入りますが、
ペット保険で日本ペット共済よりもトータルの保険料の推移でもっと安い保険も多々あります。
10歳以降からは共済料が上がらず、一定になるのは嬉しいポイント。
保険料の制度割引
日本ペット共済に保険料の割引制度があります。
多頭割り引き
それが、2頭以上加入した場合に適用される、多頭割引。
多頭同時加入の場合、どちらか共済料金の安いプランに対して3%割引されます。
つまり、2頭加入しても、割引が適用されるのは、1頭だけとなります。
無事故割引
もう一つ、1年間保険金の支払いが無かった場合に適用される無事故割引。無事故だった翌年の契約から5%割引が適用されます。
ワクチン補助共済金について
日本ペット共済独自の補償として、ワクチン接種料金の補助金が出る、というものがあります。
シルバープラン | ゴールドプラン | プラチナプラン |
---|---|---|
3000円/年間1回まで | 3000円/年間1回まで | 5000円/年間1回まで |
これは年に一回を上限に、シルバープラン、ゴールドプラン、プラチナプランと、
それぞれ、3000円、3000円、5000円と補助金が支給されます。
日本ペット共済の補償対象疾病・不担保疾病
補償・不担保が分かれやすい病気や事故について。
膝蓋骨脱臼 | × |
誤飲 | 〇 |
歯周病・歯肉炎 | × |
チェリーアイ | × |
股関節形成不全 | × |
レッグペルテス | × |
気管虚脱 | × |
椎間板ヘルニア | 〇 |
てんかん | × |
病理検査 | △(免責疾病以外であればOK) |
診断書作成費用※1 | × |
時間外診療 | × |
日本ペット共済の免責疾病については、他のペット保険と比べても、
免責疾病(補償対象外の傷病)は多め。
気になる疾病がある場合には、しっかり確認しておきましょう。
慢性疾患・高額治療への対応
慢性疾患・高額治療への対応 |
---|
× |
1年ではならないが、病気や年齢、獣医師の見解などにより、
次回の更新から免責対象となる可能性がああります。
先天性・遺伝性疾患への対応
先天性・遺伝性疾患への対応 |
---|
〇 |
日本ペット共済は先天性・遺伝性疾患に対しては、保険金の請求対象になります。
日本ペット共済の実際の飼い主さんの口コミ(※随時更新予定)
@risarisax すいません!アニコムさんは予防接種は対象外でした(>_<)日本ペット共済は予防接種補助が付くようです。いろいろ見比べてみてくださいm(__)m
— いのりご (@inori_go) June 1, 2013
日本ペット共済 http://t.co/dgP3glQndQ ワクチン補助金を頂きました。請求した翌日に振り込まれてました。
— ぎんちゃん (@gincyan) October 8, 2013
日本ペット共済 http://t.co/45Zwndxv
各社と比べても掛け金は安い方なのに、
・保障が100%、70%、50%の3つのプランから選べる
・毎年のワクチン補助が出る
・請求が写メールで出来る
・入院・通院の回数制限なし
・全国すべての動物病院での医療費が対象— (ミケ) (@nomomon111) September 20, 2012
日本ペット共済の特徴と総評
ペット共済の日本ペット共済。
ペット保険と違うと言っても、実質加入者側からするとあんまり関係なかったりします。(経営破綻とかしない限り。
そして、補償内容も他のペット保険と比べても、仕組みやプランなども似ていたりします。(免責(補償対象外)疾病は多め。)
保険料も一般的なペット保険の平均的なところよりも若干、安いかな、といったところ。
ただ、一番の特徴としてが日本ペット共済独自のワクチン補助金が出るところです。
1年に1回までで、最大5000円(プラチナプラン)までとはなっていますが、
一般的にペット保険で、ワクチンなどの予防医療の保険金が受け取れることはないので、
大きな違いです。
全体的に見て、他のペット保険の補償やプランと比べるとトリッキーなところもありますが、補償内容も割としっかりしてます。
ただ、ペット保険と比べてあえてこっちを選ぶかと言われれば、個人的にはちょっと微妙かな、というのが正直な感じ。
せめて、もう少し共済料が安ければ・・・というところです。