日本ペット少額短期保険

最低限ここだけチェック!日本ペット少額短期保険の補償内容を徹底解説!

こんにちは!

チワワくんの飼い主です。

ペット保険というと、パンフレットや重要事項説明書を読んでも、ややこしくてどこを見ていいか分からない!となりがちですが、

ここでは、ペット保険の日本ペット小額短期保険について、知っておくべき必要最低限の情報についてコンパクトにまとめてみました。

この記事を最後まで読んで頂けると、他のペット保険と比較する上で、日本ペット小額短期保険に関する必要な知識は頭に入っているはずです。

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日本ペット小額短期保険の補償内容

ではまず、日本ペット小額短期保険の基本的な補償内容からみていきましょう。

補償対象動物

日本ペット小額短期保険の補償される対象動物は、犬と猫のみとなります。

それ以外の動物の場合は、プリズムコール、アニコム、またはペット共済のライフペットジャパンの中から、対象となっている保険を選んで、比較していくことになります。

新規加入・更新の年齢制限

加入上限年齢 更新上限年齢
11歳未満(10歳11ヵ月)まで 終身

日本ペット小額短期保険の新規加入上限年齢は10歳までで、ペット保険の中では割と高齢になってからでも入りやすいペット保険と言えるでしょう。

また、更新上限も終身と一生涯加入できるという点で、安心できますね。

待機期間

ケガ 無し(契約開始から即補償)
病気(がん以外) 30日(契約開始から31日目以降発症で補償)
がん 60日(契約開始から61日目以降に発症で補償)

日本ペット小額短期保険の待機期間は、怪我、がん以外の病気、がんと3つの場合で異なってきます。

怪我は契約から即日補償対象になりますが、がん以外の病気は30日、がんは60日の待機期間が設けられているので、注意です。

プラン内容

プラチナプラン ゴールドプラン
補償範囲 通院・入院・手術 通院のみ
限度額/日・回数制限/年 無制限 無制限
年間補償額(90%) 90万円 90万円
年間補償額(70%) 70万円 70万円
年間補償額(50%) 50万円 50万円

まず、日本ペットプラスには、1日当たりの限度額や年間の限度日数、回数の制限がなく、年間補償額の範囲内であれば、何回治療をしても、1日当たりいくら治療費がかかろうが、補償されます。

1日の限度額や年間限度日数があるペット保険と比べて、飼い主側からすると、日数や金額を気にせず、保険金が使いやすいのが嬉しいです。

また、PS保険の100%補償とまではいきませんが、90%の高割合の補償があるのも特徴。しかも、PS保険が補償割合は高くなるものの、限度額が変わらないので、結局補償割合だけが高くなっても、使える金額ってさほど変わらないよ、という話をしましたが、

日本ペットの方は、補償割合が高くなるにつれて、補償額も上がっていくので、順当に補償割合が大きい方が、補償は厚いと言えます。

 

そして、もう一つ特徴的なのが、部分補償のゴールドプラン。部分補償というと、どうしても高額治療になりがちな手術のみ補償する〜というものが多い中、日本ペットは通院のみを補償する、というパターン。

日本ペットのゴールドプランは、一発ドカンの高額治療よりも、日々の通院による治療費をしっかり補償してほしい、という飼い主さんにはおすすめです。

日本ペットプラスの免責金額

日本ペットプラスに免責金額の設定はありません。それぞれ治療費に対して補償割合をかけたものがそのまま保険金として受け取れます。

日本ペットプラスの保険料の推移と他ペット保険との比較

では、皆さんお待ちかね。保険料の推移をグラフにまとめてたので、まずはそちらをご覧ください。

犬の保険料

各保険の保険料が上がり方も含めて比較しやすいように70%補償に統一して(70%補償のないプリズムコールは100%(プレミアムオレンジプラン)、ペッツベストは年間限度額50万円、80%補償、年間免責金額2万円、プレミアム特約アリ)で比較しています。)

見にくいですが、日本ペットプラスの保険料のグラフは深緑の色。

こうやってみると、生涯通して保険料はちょうと全ペット保険の中でも中間〜ちょっと高めに位置しています。
つまり、安くは無いのですが、かといってべらぼうに高いというわけでもなく・・平均よりも少々お高めの推移となっています。

ただ、もう一つ言えるのが、保険料の推移として、高齢になる程ぎゅーんと保険料の上がり幅が大きくなっていくペット保険が多い中、日本ペットは高齢になっても保険料の上がり方が大分緩やか。

これは、高齢になって他の保険に移るのが難しくなった時でも、無理なく続けられるという点で、非常に良心的な価格設定になってます。

猫の保険料

猫の方は、平均よりもちょっと保険料は高めに推移していく感じ。ですが、これも犬の時と同じく、高齢になってからの保険料の伸びがだいぶん緩やかになっていて、これは加入した後も安心して加入し続けれて、ポイント高いです。

多頭割引

日本ペットプラスには多頭割引があります。2頭以降、1頭につき900円/年、保険料が割引されます。(しかも、2頭いた場合、どちらも割引対象となります。)

マイクロチップ割引

次に、マイクロチップ割引。愛犬や愛猫がマイクロチップを埋め込んでいる場合、年間600円の割引が受けられます。

無事故割引

1年間一度も保険金の請求がなかった場合、翌年度の保険料を10%割引にしてくれます。なかなかハードルは高いですが、一年に一回も保険を使わなくても、「損したなぁ」という気分を和らげてくれますね。

インターネット割引

インターネットからの申し込みで、保険料の10%を割引してもらえます。インターネット割引など、他のペット保険では、ありそうでないんですね〜。

保険金の請求・支払い方式

保険金の請求、支払い方法は後日請求のみで、窓口精算はできません。

日本ペットの不担保・補償対象疾病

では次に、病気によって補償対象外となったり、ならなかったり、ペット保険会社によって違ってくるものをまとめていきます。

日本ペットの免責疾病

膝蓋骨脱臼 ×
誤飲
歯周病・歯肉炎
チェリーアイ ×
股関節形成不全 ×
レッグペルテス ×
気管虚脱 ×
椎間板ヘルニア ×
てんかん ×
病理検査
診断書作成費用 ×
時間外診療

※△の表示に関しては部分的に補償されます。

歯科治療に関しては、薬の服用など歯肉に対する内科治療のみ対象で、歯にする直接的な治療や、抜歯など外科治療に対しては対象外。

日本ペットプラスの免責疾病は他のペット保険と比べても、結構多目になってます。特にパテラなど、小型犬に多い病気が補償対象外となっているのにも注意ですね。。

日本ペットプラスの慢性疾患・高額治療への対応

慢性疾患・高額治療への対応

日本ペットは、同一疾患が完治せずに年度の更新を迎えた後治療が続いても、その同一疾患に対しても、保険金はその年の最大限度額までしっかりと補償されます。

つまり、慢性疾患であっても、しっかりと毎年限度額がリセットされ、満額使えるようになります。

日本ペットプラスの先天性・遺伝性疾患への対応

先天性・遺伝性疾患への対応

日本ペットは、先天性疾患も、遺伝性疾患もどちらも補償(保険金請求)対象となります。この項目に関しては、特に保険料が低めに設定されている保険に関しては補償されない場合も多いですが、日本ペットではしっかり補償対象となります。

日本ペットプラスの総評と飼い主の評価

日本ペットプラスは90%プランが選べて、最大限度額が90万円、さらに年間限度額や限度日数が無いことなど非常に補償が厚く使いやすいところがメリットです。

慢性疾患や、遺伝性、先天性疾患も保険金の請求対象だし、通院や入院だけの補償が欲しい!という飼い主さんでもパールプランやゴールドプランなどの部分補償も充実。

その補償の厚さの割に保険料もそれほど高ないところまでは、全体的に非常に高評価

 

しかし、1番のネックは免責疾病の多さ。ここに関しては、ペット保険各社の中でもワーストといってもいいでしょう。

また、最大限度額を超えて保険金を請求すると保険契約が失効してしまう(強制解約)、というデメリットもあるので、そこにも注意。(これは、日本ペットのデメリットをまとめた記事で、改めて詳しく紹介します。)

全体的には保険料と補償のバランスが良く、選びやすい保険の一つです。(※ただし、何回も言うように、免責疾病の多さと限度額を超えた保険金の請求による保険の失効には注意。)

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