こんにちは!チワワ君の飼い主です。
今回は、あの外資系のがん保険で有名なアフラックが遂にペット保険に参入するということで、いち早くこちらで分かっている情報をまとめていきます。
まだ「ペット保険に参入する」というプレスリリースが出ただけで、その他の情報についてはほとんど分からないのですが、取り急ぎ今わかっていることを書いていくとともに、分かったことから逐一追記をしていこうと思います。
アフラックのペット保険とは?
では、まずはアフラックのペット保険について、現在プレスリリースからわかっていることを紹介します。今わかっていることは、現在破綻をしているペット保険のペッツベストの基盤を受け継いでペット保険業界へ参入することのようです。
0からペット保険に参入というわけではなく、事実上、破綻したペッツベストの経営資源を引き受けてペット保険参入に乗り出す、ということのようです。
ただ、引き受けるといっても名前も「アフラック」になってますし、ペッツベストの再建をするということでは無さそうなので、ペット保険の内容は全く別物になる可能性も大いにあると思います。どういう形になるのか、続報が出次第こちらで発信していきます。
※アフラックのペット保険一転事業展開の中止を発表[2023.12.15]
ということで、アフラックのペット保険については破綻したペッツベストの契約者を引き継ぎつつ、「アフラックのペット保険」として独自のペット保険として新規契約の募集を始める予定でした。
ですが、2023年12月15日のアフラックからのニュースリリースが下記です。
アフラックペット保険事業の本格展開の中止について|アフラック
明確に「ペット保険事業の展開を停止する」と記載があります。延期ではなく、明確に「停止」と書かれているところに、おそらく今後「ペット保険事業に参入すること自体を辞める」ということになります。
なお、ペッツベストから引き受けた保険契約(約6500件)については、そのまま引き続き現在の契約が満期になるまで引き継ぐとのことです。
アフラックがペット保険事業参入を断念した理由
では、アフラックが一度参入を表明しながらも、急転直下、日本のペット保険事業への着手を見送ったのはなぜなのでしょうか?
ニュースリリースとは、ペット保険事業におけるアフラックの事業パートナーとして資本提携するアメリカのペット保険会社トゥルーパニオンの「事業方針の変更と再検討」とあります。
アフラックとトゥルーパニオンとの間で具体的に何があったのかは分かりませんが、いずれにせよ日本でのペット保険事業への参入はやめた方が良いという結論になったということ。
日本でのペット保険事業の採算性の問題か、はたまたトゥルーパニオンの経営状況に変化があったのか、それとも両社の関係性に溝ができ、共同経営が難しくなったのか。
ここからはあくまでも推察にすぎませんが、2番目の「トゥルーパニオンの経営状況の変化」は大きな要因の1つかもしれません。
上の記事は2023年5月の記事ですが、トゥルーパニオン株価が大幅安になったというもの。
アナリストは「獣医師が治療費を相当程度引き上げことで、同社の利益は低迷した。普及率がまだ低いことから、ペット保険は魅力的と考えているが、足元の業績は厳しい」と述べている。
記事内では株価が大幅安になった背景として、獣医師が治療費の値上げを行ったことで、利益が低迷した、とあります。治療費の値上げとペット保険会社の業績と何の関係があるのか?と一瞬思ったりもしましたが、治療費の高騰=支払保険金の高騰に直結するわけで、それが引き金となってトゥルーパニオンの経営が悪化し、日本のペット保険事業に参入している場合ではなくなった、というのが大方の見方になります。
ただ、一度はペッツベストの保険基盤を引き継いでいるわけで、アフラックとしてはかなり貧乏くじを引いてしまった、という状況かもしれませんね。