【これだけでOK】プリズムコールの保険料、補償内容から押さえておくべきデメリットまで。

チワワ君の飼い主
こんにちは!

チワワ君の飼い主です。

今日は、

ペット保険のプリズムコールを検討してるんだけど、補償割合100%とか、保険料が一生涯変わらないとか、魅力的な部分が多そう!だけど、何か注意点とかデメリットとかないのかな・・・あれば教えて欲しい!
飼い主さん
アニコムとかアイペットなんかと比べて、それほど名前を聞かないけど・・・大丈夫?補償内容とか保険料とか、他のペット保険と比較してどうなのか、分かりやすく教えて欲しい!
飼い主さん
犬・猫以外も加入できるらしいけど・・・同じくうさぎや鳥、フェレットも加入できるアニコムと比べてどうなの?
飼い主さん

という、疑問に答えていきたいと思います!

チワワ君の飼い主
私自身も、ペット保険選びにはさんざん悩んだ一人です。そして、今はもうかれこれうちにいるチワワ君のペット保険に継続加入して、今年で3年目です。ペット保険選びで迷った時から、実際に加入してみてどうだったのか?という部分まで、飼い主目線で紹介していきます。
※プリズムコールは犬猫以外にも多岐に渡るペットがペット保険に加入可能ですが、ここでは他ペット保険と比較がしやすいように、犬猫のみに絞ってプリズムコールについて解説していきます。犬猫以外の動物に関しては、こちらの記事を参考にしてください。→ うさぎやフェレットなど小動物、鳥類、爬虫類などの入れるペット保険比較【アニコムVSプリズムコール】

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プリズムコールの補償内容

まずは、プリズムコールの基本的な補償内容について、分かりやすくまとめていきたいと思います。

補償対象動物

犬、猫、うさぎ、フェレット、チンチラ、ハリネズミ、リス、モモンガ、ハムスター、モルモット、オウム、デグー、ヨウム、ブンチョウ、サイチョウ、カナリア、インコ、プレーリードッグ、ジュウシマツ、カメ、イグアナ

プリズムコールの補償対象は犬猫以外にも、うさぎやハムスターなどの小動物や鳥類、爬虫類など多岐に渡ります。

アニコムも、犬猫以外に多くのペットがペット保険に加入可能ですが、ウサギ、フェレット、鳥以外は代理店契約をしているペットショップ経由でないと加入できません。

それを考えると、これから犬、猫、ウサギ、フェレット、鳥以外でペット保険の加入を考えている場合は、このプリズムコール一択になってきます。

※犬猫以外のペットのプリズムコールのペット保険に関してはこちら。→ うさぎやフェレットなど小動物、鳥類、爬虫類などの入れるペット保険比較【アニコムVSプリズムコール】

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プリズムコールの年齢制限

加入上限年齢 更新上限年齢
9歳未満(8歳11ヵ月)まで 終身(年齢によってシルバープランⅡorプラチナプランⅡに切り替え

プリズムコールの一つの特徴としては、16歳以降からシニアプランに切り替えることで終身更新が可能なところ。
シニアプランのシルバープラン、プラチナプランにへ切り替えることで終身継続が可能となります。

 

そして、新規加入上限年齢は満8歳まで。7歳のペット&ファミリーアニコムがペット保険の中では一番早く加入制限年齢が来ますが、それに次いで加入上限年齢は早いです。

健康診断について

また、プリズムコールは、加入の際の告知書(※既往症など過去の病歴などを申告するもの)の内容によっては、健康診断書の提出が求められます。

また、加入上限ギリギリの8歳で加入を申請する場合には、健康診断の提出が必須です。

いずれにせよ、健康診断書の提出を求められた場合、健康診断書の内容によって、受け入れの可否が決められます。

待期期間

ケガ・病気(がん以外) 15日間
がん 45日間

ペット保険には契約がスタートしても、一定期間は保険金支払いの補償対象外となる期間が存在し、それを待機期間と言います。(※中には待機期間の無いペット保険もあります。)

プリズムコールは、ケガやがん以外の病気の場合は、契約開始から15日間、がんの場合には45日間の待機期間が設けられています。

ケガの場合は待機期間が無いペット保険も多いですが、病気は30日間の待機期間を設定しているペット保険が多いです。

それを考えると、プリズムコールの病気(がん以外)の待機期間はペット保険の平均よりも短いです。

プラン内容

次に、プリズムコールのそれぞれのプラン内容について解説していきます。プリズムコールは、シニアプランまで含めると、全部で7つのプランがあり、独特な特約もあったりするので、少し長くなりますが、しっかり紹介していきますね。

フルカバープラン

グリーンプランII オレンジプランII オレンジプランⅠ
通院 6000円/日まで
年間60日まで
5000円/日まで
年間60日まで
5000円/日まで
年間60日まで
入院 1.2万円/日まで
年間60日まで
1万円/日まで
年間30日まで
1万円/日まで
年間30日まで
手術 手術(がん以外):9万円/回まで
手術(がん):15万円/回まで
年間通算2回まで
手術(がん以外):6万円/回まで
手術(がん):9万円/回まで
年間通算2回まで
手術(がん以外):3万円/回まで
手術(がん):6万円/回まで
年間通算2回まで
葬祭 3万円まで 3万円まで 3万円まで
高度後遺症 5万円まで 5万円まで 5万円まで
診断書費用 1万円/年まで 1万円/年まで 1万円/年まで

まず、プリズムコールは、通院・入院・手術とそれぞれの項目で「1日の限度額」「年間限度回数(日数)」が決められています。

1日の限度額や年間の限度回数が決まっていないペット保険と比べると、利用に制約がかかるという点には注意。

 

また、通院・入院の1日の限度額が他のペット保険と比べると低めに設定されてます。(例えば、アニコムとアイペットPS保険とFPCなんかと比べても金額は低いです。)

あとは手術の補償が特徴的。プリズムコールは手術の補償が、がんとそれ以外とで、それぞれ補償額が決まっています。(※回数は通算で2回まで)これは、他のペット保険には無い、プリズムコールだけの特徴です。

 

あとは、葬祭保険金(PS保険でいう、ペットセレモニー費用ですね。)や、高度後遺症費用は、これまたPS保険の車椅子補償と近い。また、ペット保険ではほとんど補償対象外となる、診断書作成費用も保証されます。

葬祭保険金 火葬、埋葬費用を補償。供養のための仏具購入も対象。
高度後遺症保険金 障害を発症し歩けなくなった場合の車いす費用など。※ただし、前足又は後ろ足が欠損している場合のみ。
診断書作成費用 保険金請求に必要な診断書の作成費用を保障。

まず、葬祭保険金は、ペットが亡くなった際の火葬や埋葬費用を3万円まで補償されます。埋葬費用だけでなく、保険金内であれば、仏具購入費用にも充てられたりもします

 

次に高度後遺症保険金。病気や怪我で障害が起こって、歩けなくなった際の車椅子費用は歩行補助器具の購入時に使える保険金です。ただし、条件として前足か後ろ足のどちらかが欠損していることが条件となっているので、これはかなり利用のハードルは高くなってますね。

診断書作成費用について

最後に、年間1万円の診断書作成費用の補償もついてます。他のペット保険では、ここは無くても大丈夫、という話をしてきましたが、プリズムコールは別。

なぜなら、特定の条件の場合、領収書や請求書のみでの保険金請求ができず、別にわざわざ診断書を動物病院へ書いてもらう必要があるから。(診断書作成費用は動物病院によっては無料でしてくれるところもありますが、一般的には3000円〜5000円程度料金を取られます。)

 

その条件が、

  1. 手術以外の治療であること。
  2. 契約から半年以上経っていること。
  3. 病名や症状の原因がはっきりしていること。

この3つのいずれかに該当する場合は、診断書の提出が求められるので、その都度3000円〜5000円の診断書作成費用が発生することになります。(ただし、完治するまでの同一疾病の場合は診断書の提出は一回でOK。)

 

その補償費用として、年間1万円まで保険金が支払われます。

部分補償プラン

ブループランII ホワイトプランⅡ
通院 5000円/日まで
年間30日まで
入院 8000円/日まで
年間20日まで
1.5万円/日まで
年間30日まで
手術 手術(がん以外):15万円/回まで
手術(がん):20万円/回まで
年間通算2回まで
葬祭 3万円まで 3万円まで
高度後遺症 5万円まで 5万円まで
診断書費用 1万円/年まで

次に部分保証のプラン。ブループランが通院・入院のみ補償のプラン。ホワイトプランが入院・手術のみ補償のプラン。

 

ブループランは部分補償でも珍しい、通院が補償されるプランですね。ホワイトプランは部分補償としてオーソドックスな手術・入院に特化したプラン。

ホワイトプランは、全プランの中でも、手術と入院に関しては最も補償金額が高くなりますが、他のペット保険の手術・入院補償プランと比べると、やはり補償金額は少なめになってます。

シニアプラン

プラチナプランII シルバープランⅡ
通院 6000円/日まで
年間60日まで
5000円/日まで
年間20日まで
入院 1.2万円/日まで
年間60日まで
1万円/日まで
年間20日まで
手術 手術(がん以外):9万円/回まで
手術(がん):15万円/回まで
年間通算2回まで
手術(がん以外):3万円/回まで
手術(がん):6万円/回まで
年間通算2回まで
葬祭 3万円まで
高度後遺症 5万円まで
診断書 1万円/年まで 1万円/年まで

プリズムコールのシニアプランは、アニコムのしにあプランと違って、新規で加入はできません。継続更新でのみ加入できるプランです。

シニアプラン切り替え年齢
小型犬 満15歳
中型犬 満15歳
大型犬 満12歳
満13歳

補償内容から、プラチナプラン、シルバープランともに補償範囲が通院・入院・手術のフルカバーでとなってますが、

プラチナプランの方が補償が厚く、保険料は高めになってますね。

免責金額

免責金額
無し

ペット保険によっては、保険対象となる治療費に対して、免責金額(自己負担金)が設定されているペット保険があります。

プリズムコールは免責金額の設定は無く、治療費×100%(※ただし、プラン毎の限度額まで)の保険金を受け取れます。

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プリズムコールの保険料

では、プリズムコールの保険料は他のペット保険の保険料と比べてどうなのか?他のペット保険の保険料の推移をグラフにして比較していきます。

各保険の保険料が上がり方も含めて比較しやすいように70%補償に統一して(70%補償のないプリズムコールは100%(プレミアムオレンジプラン)、ペッツベストは年間限度額50万円、80%補償、年間免責金額2蔓延、プレミアム特約アリ)で比較しています。)プリズムコールの場合は他のペット保険と違って100%補償のプランのみなので、100%補償でプレミアムオレンジプランで比較しています。

犬の保険料

まずは犬の保険料から。全ペット保険を入れたグラフでは流石にごちゃごちゃして全くプリズムコールの保険料の推移がわからなかったため、主要なⅠ2のペット保険に絞ってグラフにしています。

 

プリズムコールはこのグラフでいうと、ピンク色の線です。見てもらうと分かる通り、シニアプランになるまで保険料は一定で上下がありません。

0歳〜5歳くらいまでは他のペット保険の保険料が比較的低くなっているため、相対的に保険料は高めですが、それ以降は他のペット保険の保険料が高くなっていき、プリズムコールの保険料が一定のため、保険料の水準は他のペット保険と比較してどんどん低くなってます。

 

シニアプラン直前までくると、PS保険、FPC、ペット&ファミリーのげんきナンバーわんスリム(※免責金額あり)と並んで全ペット保険中、最安水準の保険料となります。

 

ただ、シニアプランから保険料も上がるので、最安水準からは抜けますが、全体で見ると平均よりも少し高めの保険料となります。

猫の保険料

猫の場合も主要ペット保険12社に絞ってグラフにしてます。

猫の保険料も犬の保険料と大体同じ推移になっていて、0歳〜4歳頃までは平均的か平均よりも少し高めの保険料となってますが、それ以降〜シニアプランになる前までは最安水準の保険料となってます。

そして、シニアプランで保険料が上がって、平均よりも少し高めの保険料になりますね。

割引制度

それでは、次にプリズムコールの保険料の割引制度について解説していきます。多頭割引などのオーソドックスなものから、福祉割引と言った変わった割引制度を、それぞれ解説していきます。

多頭割引

プリズムコールには犬・猫プランのみ多頭割引があります。契約しているペット2~3頭で5%、4頭以上で8%保険料が割引されます。(※契約しているペット全ての保険料に適用)

2、3頭 5%割引
4頭以上 8%割引

福祉割引

次に、プリズムコールだけの変わった割引制度、福祉割引。これは、加入するペットではなく飼い主さんの状況によって適用される割引制度。

具体的には、飼い主さん(又は飼い主さんと生計を一にする親族)に「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者福祉手帳」のいずれかを持っている方がいる場合、保険料から5%割引となります。

割引 5%
条件 飼い主(又は飼い主と生計を一にする親族)に「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者福祉手帳」のいずれかを持っている方がいること

インターネット割引

プリズムコールの公式HPから申し込みをすると、保険料が3%割引となります。ただし、初年度のみで、次年度からの割引はありません。又、多頭割引、福祉割引との併用はできません。

保険金の請求・支払い方式

保険金支払い
後日精算のみ※窓口精算不可

プリズムコールの保険金の請求、支払い方法は後日請求のみです。アニコムやアイペットのように窓口精算はできません。

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プリズムコールの免責・不担保条件

次に、プリズムコールの補償対象外となる条件(免責・不担保条件)について解説していきます。ここでは、ペット保険によって対応の違う条件のみを取り扱います。

全てのペット保険に共通する免責・不担保条件についてはこちら。→ 【全ペット保険共通】入る前に必ずチェック!ペット保険の支払い適用外の病気・ケガまとめ

https://with-tiwawa.com/?p=551

プリズムコールの免責疾病

膝蓋骨脱臼 ×
誤飲
歯周病・歯肉炎 ×
チェリーアイ ×
股関節形成不全 ×
レッグペルテス ×
気管虚脱 ×
椎間板ヘルニア ×
てんかん ×
病理検査
診断書作成費用※
時間外診療

※診断書作成費用は保険金請求に必要な場合のみで、年間1万円まで。ブループランは対象外。

ざーっと見ていくと、総じて免責(補償対象外)疾病は多め。特に小型犬に多いパテラや、シニア犬になってくると歯肉炎・歯周病なども補償対象外。

 

ダックスなどの胴長の犬種で注意の椎間板ヘルニアも補償対象外。その他、気になる疾病がある場合にも注意してください。

 

診断書作成費用については、上でも紹介した通りです。プリズムコールは他のペット保険と違って、保険金請求の際に診断書の提出を求められる場合があるので、その際に発生する料金が、1万円まで補償されます。

慢性疾患・高額治療への対応

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)★ -->
慢性疾患・高額治療への対応
項目1 項目2

年度をまたいで治療の続く同一疾患(慢性疾患)について、パンフレットやHPで明確な言及はありません。

が、直接問い合わせをしてみたところ、完治していない同一疾患(ケガや疾病)については、更新の際に保険対象外(免責)となったり、条件がついたりすることはある、とのことです。

なので、一応今回は△と記載しています。

先天性・遺伝性疾患への対応

<!-- ★insertRow(

)★ -->
先天性・遺伝性疾患への対応
×
項目1 項目2

プリズムコールは先天性・遺伝性疾患については補償対象外(保険金の請求対象外)となっています。これは公式ページやパンフレットにも明確に載っています。

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プリズムコールのデメリット

ではここまでの内容で、プリズムコールのデメリットについてまとめておきます。契約前には、ここをしっかり確認しておきましょう。

  • 加入の際に健康診断の提出を求められる場合がある。(※8歳以上は必須)
  • 通院・入院・手術の項目ごとの1日の限度額が他のペット保険と比べて低め。
  • 保険金請求時に診断書(3000円〜5000円の別途料金が必要)の提出が求められる場合がある。(※年1万円までは保険金として補償)
  • インターネット割引は初年のみ。(又、他の割引との併用不可)
  • 免責・不担保条件が多い
  • 慢性疾患・高額治療時には次年度以降条件がつく場合もある
  • 先天性・遺伝性疾患も補償対象外

という部分なので、気になる項目がある場合には、該当の箇所を再度確認して、漏れがないようにしておきましょう。

【犬猫以外】アニコムとプリズムコールの違いと比較

では、犬猫以外のペットが加入できるペット保険としては、ほかにアニコムがあります。犬猫以外の場合のペット保険を比較する場合、アニコムとの保険内容の比較をしています。

→ うさぎやフェレットなど小動物、鳥類、爬虫類などの入れるペット保険比較【アニコムVSプリズムコール】

https://with-tiwawa.com/?p=11218

犬猫以外のペットのペット保険を考えている方は、上のリンクからプリズムコールとアニコムの比較を確認してみてください。

プリズムコールの特徴と総評

では最後に、最後に紹介したデメリットを踏まえて、プリズムコールについて総括していきます。

プリズムコールの最大の特徴は、補償割合が100%、保険料が一定」(16歳まで)、犬猫以外の小動物や鳥類、爬虫類でも保険加入が可能、といったところです。

特に、100%補償、保険料が一生涯一定(※年齢が上がってシニアプランになると保険料は上がります。)ところが響く飼い主さんにとっては、魅力的な保険に映るかもしれません。

 

ただ、100%補償とは言っても、1日の限度額が決まっているため、必ず全額補償、ということではないです。又、他のペット保険よりも1日の限度額も低めに設定されているところにも注意。

 

保険料に関しては、ずっと一定ということで安心感があります。実際、高齢になるほど他のペット保険の保険料上がっていくため、相対的に保険料は低くなります。(※シニアプランの切り替え直前までは全ペット保険の中でも最低水準。)

ただ、若い年齢の頃は、他のペット保険の保険料が低い分、相対的に保険料はちょっと高めになってますね。

あとは、免責疾病の多さも気になるところ。慢性疾患については条件がつくこともあります。先天性・遺伝性疾患は初めから補償対象外と明言されてます。

 

保険選びには、保険料の低さと、このネックとなる補償内容を併せて考えて、どうか、というのがポイントになってくると思います。

  • B!