チワワ君の飼い主です。
今日は、
という疑問に答えていきたいと思います。
ぜひ、最後まで漏れなくチェックして下さいね。
※ちなみに、私自身も現在進行形でペット保険に加入中です。飼い主目線で、気になるところをしっかりと明らかにしていきますね。
[ad]PS保険とFPCペット保険の補償内容比較
まずは、PS保険とFPCの基本的な補償内容について、おさらいしながら、比較をしていきたいと思います。
保険の補償対象動物
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
補償対象 | 犬、猫のみ | 犬、猫のみ |
まずは、ペット保険の補償対象となる動物から。
PS保険、FPCともに対象となるのは犬と猫のみです。それ以外のペットに関しては、ウサギなどの小動物や鳥類、爬虫類などが対象となる、アニコムやプリズムコール、(又はペット共済のペットライフジャパン)を検討して下さい。→ うさぎやフェレットなど小動物、鳥類、爬虫類などの入れるペット保険比較【アニコムVSプリズムコール】
https://with-tiwawa.com/?p=11218
加入・更新の年齢制限
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
加入上限 | 8歳まで | 8歳まで |
更新上限 | 終身 | 終身 |
PS保険とFPCの加入上限年齢と、更新上限年齢について。
更新については、基本的に一生涯加入し続けられる、終身となっています。また、加入上限についても、何と全く同じの8歳まで。
ということで、加入・更新の年齢制限は全く同じです。
待期期間
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
けが | 無し | 無し |
病気※がん以外 | 無し | 30日 |
がん | 無し | 60日 |
次はペット保険の待機期間について。
待機期間とは、契約がスタートしても、一定期間の間は補償受けられない期間のことでしたね。待機期間はペット保険によってその期間がそれぞれ違ってきますが、
ケガに関しては、PS保険もFPCもともに待機期間は無し。つまり、契約スタートと同時に補償期間も始まります。
一方で、病気、そして病気の中でも特にガンでそれぞれ待機期間が異なるのがFPC。FPCはがん以外の病気で30日、がんで90日の待機期間(補償対象外の期間)が設定されています。
反対に、その病気に関しても全く待機期間が無いのがPS保険。ケガのみ待機期間が無いペット保険は多いですが、病気も含めて全てで待機期間が無い、というペット保険は少ないです。その数少ない一つがPS保険、ということですね。
[ad]プラン内容
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
補償割合 | 50%、70%、100% | 50%、70% |
通院 | 1万円/日 年間30日まで |
1.25円/日 年間30日まで |
入院 | 2万円/日 年間30日まで |
12.5円/入院 年間3入院まで |
手術 | 10万円/回 年間2回まで |
10万円/手術 年間1手術まで |
その他 | 車椅子補償:10万円 ペットセレモニー補償:3万円 |
無し |
最大額 | 110万円 | 85万円 |
次にプラン内容を見ていきましょう。
まず、補償割合で特徴的なのがPS保険。オーソドックスな50%、70%補償に加えて、100%補償があります。
PS保険の「100%補償」は“全額補償“ではない
「100%補償」と聞くと、
え!!全額治療費が保険金として出るの!?全額補償なの!?
と、考えがちですが、実は一概にそうとも言えません。
なぜかと言うと、通院・入院・手術でそれぞれ1日(回)の限度額が決まっているから。
具体的には、通院なら1万円、入院なら2万円、手術なら10万円までの治療費なら、治療費の全額出ますが、それ以上の治療費の場合は、もちろん足が出た部分は自己負担となります。
最大補償額はあまり気にしなくてOK
次に、一番最後に記載してしている最大補償額について触れておきます。一応、ここで記載したのは、ペット保険会社のHPなどで、この年間最大補償額の多さを売りにしているところがあるから。
ですが、年間の最大補償額については、FPCとPS保険に関してはあまり気にしなくていいと思ってます。なぜかというと、通院・入院・手術でそれぞれに1日の限度額と年間限度回数の制限がかかってるから。
ここに制限がないペット保険であれば、最大補償額は重要になってきますが、制限があるPS保険とFPCの場合は、あまり気にしなくて良いです。
だって、いくら合計の最大補償額が高くても、
通院で回数超えたら終わりでしょ?1日の限度額超えたら終わりでしょ?
ってなるからです。
また、数字上、一応PS保険の年間最大限度額が110万円となってますが、この中には一生涯で1回しか使えない、車椅子補償と、ペットセレモニー補償が入ってます。
なので、“年間“とつけるのであれば、この2つの補償の金額は外して、97万円、とするのが実際のところです。
[ad]PS保険の車椅子補償の残念な点
また、PS保険の車椅子補償の話が出たのでついでに言っておくと、この車椅子補償が使えるのは、ケガの場合のみ。
後ろ足が動かなくなって、車椅子が必要になるのは、病気によるものが多く、ケガによるものは圧倒的に少ないはず。
ということで、なかなか一応あるけど、ほとんど使えない補償、と言われても仕方がないかもしれません・・。PS保険の車椅子補償に関する詳しい話はこちらから。→PS保険の車椅子補償の本当のところ。
https://with-tiwawa.com/?p=14798
[ad]免責金額の有無
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
免責金額 | 無し | 無し |
次に、免責金額の有無について。
免責金額とは自己負担金のことで、これがあるペット保険は、免責金額以下の治療費は全額保険金が出ませんし、以上の治療費に関しても、免責金額を引いた金額に対して、補償割合をかけたものが受け取れる保険金となります。
つまり、免責金額の分だけ受け取り保険金が少なくなってしまいますが、PS保険とFPC保険ともに、免責金額設定はありません。
治療費に補償割合をかけたものが、そのまま受け取り保険金となります。
[ad]PS保険とFPCペット保険の保険料比較
次にお待ちかね!保険料の推移の比較をしていきましょう。一応、はじめに言っておきますが、全ペット保険の保険料の推移を1つのグラフにしてまとめているので、かなり見づらいです・・・。
ですが、しっかり「この線は〜このペット保険で〜と説明しながら解説していくので、安心してください!
また、分かりやすいように全プラン70%補償の月額料金で統一してます(※70%プランがない場合、最もそれに近いプランを採用してます。)
※また、犬の保険料の場合は小型犬のものを採用しています。中型犬、大型犬の場合、同じペット保険であれば比例して高くなっていくので、グラフをペット保険間の保険料の上がり方の目安としつつ、具体的な保険料は公式ページやパンフレットなどで確認して下さい。
犬の保険料
では、犬の保険料としてはこんな感じ。分かりにくいですが、一番下でグラフが推移している、えんじ(赤)色のものがPS保険。で、薄い紫色がFPCです。
この記事のタイトルでも書きましたが、これを見ると、保険料の低さは前ペット保険の中でもトップクラスであることが分かると思います。
FPCに関しては、文字通り6歳頃からは最後まで常に最も安い保険料をキープしてますし、PS保険に関しては、FPC以外でいえば、トータルで見ると最安の保険料と言っても過言では無いと思います。(PS保険よりも若干下を推移しているのはペット&ファミリーのげんきナンバーわんスリムですが、このペット保険は免責金額3000円の設定があるので、ある意味保険料は安くて当たり前。本当は同じ土俵で比較してはいけないところです。※ですが、そのハンデがありながらもさらに下をいくFPCの保険料の安さは、これで際立ちますね・・・。)
[ad]猫の保険料
これが猫の保険料のグラフ。PS保険は同じ赤(えんじ)色のグラフ。FPCは赤色のグラフです。猫の場合はFPCとPS保険の保険料の推移はかなり肉薄しています。
一応、FPCの方が全体を通して若干安い保険料になっていますが、ほとんど同じ。ただ、猫の場合はPS保険やFPC以外のペット保険も全体的に保険料は低く設定されてます。
なので、PS保険とFPCは猫の保険料の場合も確かに安いですが、価格競争力という面では、犬の保険ほどありませんね。
[ad]保険料の割引制度
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
割引き | 無し | 無し |
保険料の割引制度はPS保険、FPCともに無し。まぁ、初めから保険料はかなり低めの設定なので、しょうがないところでしょう。
窓口精算の可否
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
窓口精算 | × | × |
動物病院の窓口で、そのまま保険金との差額を支払えば良い窓口精算。
PS保険もFPCも残念ながら窓口精算はできません。(窓口精算のあるペット保険は、アニコム、アイペット、ペット&ファミリーのげんきナンバーわんのみです。)
PS保険もFPCも、一度全額治療費を負担して、後日保険金を請求する、という流れになります。
PS保険とFPCペット保険の免責・不担保条件比較
次にペット保険によって対応が分かれる免責疾病や不担保条件(補償対象外)について、PS保険とFPCペット保険はどうなのか?について紹介します。(※全ペット共通で補償対象外となる場合については省略しています。全ペット保険に共通する免責・不担保条件についてはこちら。→ 入る前に必ずチェック!ペット保険の支払い適用外の病気・ケガまとめ)
それでは、
- 個別の病名・ケガ名
- 慢性疾患・高額疾患
- 先天性・遺伝性疾患
この流れで紹介していいます。ここ、結構重要なところなので、しっかり確認してから加入を検討してしてくださいね。
ペット保険によって対応が分かれる免責疾病
PS保険 | FPCペット保険 | |
---|---|---|
膝蓋骨脱臼 | ○ | ○ |
誤飲・誤食 | △ | ○ |
歯周病・歯肉炎 | ○ | ○ |
チェリーアイ | ○ | △ |
股関節形成不全 | ○ | 請求後に審査 |
レッグペルテス | ○ | 請求後に審査 |
気管虚脱 | ○ | 請求後に審査 |
椎間板ヘルニア | ○ | 請求後に審査 |
てんかん | ○ | 調査中 |
病理検査 | ○ | △ |
診断書作成費用 | ー | × |
時間外診療(※割増分以外) | ○ | ○ |
まずは、個別の病名・ケガ名から。PS保険はこれだけリーズナブルな保険料にしては、どの場合もしっかり補償されますね。ただ、1つ注意なのは、誤って何かを飲んだり食べたりしてしまった場合の誤飲、誤食の時。
検査をして何か治療を受けた場合は補償対象となりますが、検査をして何も無かった場合、そして何も治療を受けなかった場合、検査だけでは保険金の支払い対象となりません。
ただ、それ以外はほぼほぼ、ここで挙げている項目は補償対象となる、ということです。
FPCに関しては、パテラや歯科治療など頻度の高いものに関しては補償されますが、「請求後に調査」と記載しているのは、「一応請求はできます」という回答に留まります。
一応保険金の請求はできるものの、支払い実績がほとんど無い項目もあるようで、この文言がついている項目については、ちょっと注意が必要。
[ad]慢性疾患・高額治療への対応
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
慢性疾患 | × | △ |
高額治療 | ○ | △ |
次に、慢性疾患と高額治療への対応について。
慢性疾患については、PS保険は個別の記事で紹介した通り、同一疾病が完治せずに粘度をまたぐと利用できる保険金と回数に制限がかかります。詳しくはこちら。→ PS保険のデメリット(保険料の安さの理由)は加入前に必ず知っておくべき。
ただ、高額治療に関しては、
罹患した病気やケガにより保険の更新をお断りしたり、更新時の補償対象外にしたり、保険料を増額にすることはございません。
と、PS保険の公式ページにもあるので、高額治療になった場合については、安心できますね。
逆にFPCに関しては、個別の病名・ケガ名のところで話をした「請求後に審査」と同じような感じなので、補償されるかどうかは、実際に請求してみないと、分からない、というところです。なので、ここでも、「補償されない場合もある」ということは頭に入れておいた方がいいですね。
先天性・遺伝性疾患への対応
PS保険 | FPC | |
---|---|---|
先天性疾患 | ○ | × |
遺伝性疾患 | × | × |
PS保険については、先天性疾患については補償対象ですが、遺伝性疾患については補償対象外となります。この遺伝性か先天性かという部分については、最終的にペット保険の判断によると思いますが、先天性に多い病気(股関節形成不全やレッグペルテスなど)も結構あるので、先天性だけでも補償対象になるのはありがたいところです。
一方で、FPCに関しては、先天性・遺伝性疾患の場合は明確に補償対象外となります。なので、先ほどの股関節形成不全など先天性の疾病である場合が多いことと、この条件を汲んで考えると、個別の病名やケガ名で挙げた「請求後に審査」という項目は、かなり保険金支払いの審査は厳し目になるのでは・・・という推測は立ってきますね。
[ad]PS保険とFPCペット保険比較の総括とまとめ
ということで、最後に保険料の安さに定評のある、PS保険とFPCペット保険の総括とまとめをして、締めたいと思います!
まず、大注目の保険料ですが、犬の保険料や僅差でFPCの方が保険料は安く推移していきますが、猫の方は若干PS保険の方が安い推移していきます。
ただ、この水準になると、PS保険とFPCペット保険の保険料はほぼほぼ互角と言っていいでしょう。どちらも、ペット保険全体で見ても、最も保険料の安いツートップです。(※通院・入院・手術のフルカバー補償で。免責金額のあるペット&ファミリーのげんきナンバーわんスリムは除く。)
PS保険の補償内容に関しては、100%補償があったり、待機期間がなかったり、車椅子補償なんかがあるなど、PS保険の方が色々とバラエティはあります。(※ただ、100%補償は全額補償という意味では無いですし、車椅子補償に関してもちょっと条件に難ありです。→ PS保険のデメリット(保険料の安さの理由)は加入前に必ず知っておくべき。)
FPCの方はそういうバラエティさは無いですが、その分、シンプルで安さを追求している、というわかりやすい特徴があります。
ただ、FPCペット保険は最後に紹介した免責・不担保条件で、補償されるのかされないのか、という部分の線引きが曖昧なところもあるので、そこは納得した上で検討していく必要があるなと思います。(詳細はこちら。→ 【2020年版】FPCペット保険のデメリットと、保険料の安さの理由!その関係性について。)