楽天の完全子会社となった楽天ペット保険。
ここでは、実際にチワワを飼っている私が飼い主目線で、楽天ペット保険ってどうなのか?
というところを詳しく説明していきます。
実際に資料請求して、他ペット保険会社と比較して、どうなのか?
というところが大事なので、ぜひ最後まで読んで頂ければと思います。
楽天ペット保険の主な特徴
手術(とそれに伴う入院)のみのSプランと通院・入院・手術まで全てをカバーしたMプランとLプラン、そしてネット申し込み限定のeプランがあります。
※保険金支払いのときに差し引かれる自己負担金のこと。
Sプランは【一回の手術~それに伴う入院】までを一回として一回につき14000円の自己負担金が発生します。
Mプランは病院に行って診察・処置を受けた回数を一回として一回につき14000円の自己負担金が発生します。
eプランは病院に行って診察・処置を受けた回数を一回として一回につき7000円の自己負担金が発生します。
楽天ペット保険のデメリット
楽天ペット保険は免責疾病が多め
楽天ペット保険の主な特徴でも紹介した免責疾病に注意。
他のペット保険と比較しても、ちょっと免責=保証対象外となってしまう病気やケガが多くなっています。
したの表は、特にペット保険会社によって保証対象となったりならなかったりする代表的なものについてまとめました。
※1保険金請求に必要な場合のみ
これが各社で補償対象なのかそうでないのかが分かれやすい疾病や条件のまとめです。
もちろん、免責疾病が多い代わりに保険料がその分抑え気味になっているなど、一概に免責疾病が多いから、といって敬遠することもありませんが、特に犬種などによってなりやすい疾病などには注意した方がいいですね。
膝蓋骨脱臼や股関節形成不全など、小型犬に多い疾病も免責となっています。
この中でも歯肉炎や歯周病の歯科治療に関しては保障対象となっています。
ただし、治療に伴う歯石取りなど治療に直接関係ないことに関しては部分的に対象外となる可能性があります。
楽天ペット保険は終身継続ではない
以前のもっとぎゅっと保険はワンちゃんがなくなるまで更新がずっとできる終身保険でしたが、あんしんペット保険になってからは更新が20歳までに制限されました。
小型犬でも平均寿命が14~5歳なので、あまり気にしない人もいるのかもしれませんが、今小型の室内犬の寿命はどんどん延びていますし、せっかく20歳以上も長生きしてくれた場合も無保険になってしまう不安と隣り合わせなんて嫌です。
やっぱり安心を買うという意味でも、多少保険料が高くなったとしても最後まで面倒をみてくれる終身保険を選びたいですね。
楽天ペット保険は保険料の各種割引がない
他ペット保険会社には、保険料の割引制度がけっこうあったりします。
例えば、
- 多頭割引
- マイクロチップ割引
- インターネット割引
- 無事故割引
などが保険料割引制度としてありましたが、楽天ペット保険になってからはこういった各種割引が全くなくなっています。
保険料の割引率、割引額としてはそれほど大きいものではなかったですが、この辺が全くなくなってしまうのは少し寂しい気もします。
ただ、その分しっかりと保険料も下がっているのでトータルでみるとこっちの方がお得なんですけどね。
楽天ペット保険Mプラン、eプランの自己負担金は高過ぎる
Mプランとネット申し込み限定のeプランは免責金額が設定されている分、非常に安い保険料で通院・入院・手術までほかのペット保険とそん色ないくらいの厚い保障を受けることができます。
免責金額があって保障が保険料が安いという点では私が今加入しているペット&ファミリーの「げんきナンバーわんスリム」と似ていたのでちょっと注目していたのですが、確かに保険料はこの保障内容でいうと一番安いです。
20歳になっても2610円/月なので、同じくらいの補償内容のペット保険と比べても半額かそれ以下です。
ただし、一回の診察・治療につき自己負担金が14000円もあるんですよね・・・。
げんきナンバーわんスリムの場合は1日3000円まで、同じく免責金額の設定があるペッツベストも1年間で2万円~と現実的な金額でしたが、治療一回につき14000円、eプランでも7000円はちょっと高い。。これでは、ちょっとした病気やケガではほとんど保険金がもらえません。(※免責金額は1日なのか、1回あたりの治療なのか、それとも年間通してなのか、各社それぞれ単位が違うので注意です。)
保険料と保障内容だけ見たら魅力的に見えたのですが、この自己負担金の設定なら手術のみのSプランの方が良いかもしれません。。
楽天ペット保険Sプランで保障されるのは手術のみ
パンフレットを見ると、Sプランは入院と手術が補償されるともとれるような書き方がしてありますが、「手術と連続する入院」と文言があるので、手術(手術に伴う入院も)というのが正しいです。
つまり、手術をせずに入院をした場合は保険の適用外だということです。
一度直接問い合わせて聞いてみますが、おそらくこの認識で間違いないと思います。
ただ、一見デメリットに見えるこのポイントも、もしものときのお守り代わりに手術保険だけ安い保険料でかけておきたい方には逆にメリットになります。
人間でいう、掛け捨てでがん保険や医療保険の安いのに安心料で入っておくみたいな感じですね。
保険料はかなり抑えられますし、もしものときには頼りになります。
大きな高額医療費というと、やっぱり手術が一番可能性高いと思うので、普段の通院は積立金からおろすけど、もしものときは・・という考え方をするとかなり使い勝手はいいと思います。
楽天ペット保険は他の保険とかけ持ちで加入も可能なので、他の保険に入っていて少額の保険料で手術の保障を厚くしたいという場合に利用するのも賢い使い方です。
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楽天ペット保険のメリット
保険の更新時に条件が基本的につかない!
これが実は一番のメリットかもしれませんが、もっとぎゅっとのあんしんペット保険は更新時に特定の病気やケガが対象外になったり、更新自体を断るといったような更新が基本的にはつきません。(※もちろん、例外はありますし、あくまでも現時点での条件という意味です。)
また、ここは実際に問い合わせて聞いてみたのですが、慢性疾患など1つの病気が完治しない限り、いくら更新しても限度額がリセットされないなど更新の際に一定の条件をつけているペット保険会社が多いのですが、そういった制限、上限がありません。
基本的に更新時に条件がつかないことをしっかり約束しているところは、特に少額短期保険では珍しいので、貴重な保険の1つです。
Mプラン、Lプラン、eプランでの日額制限・回数制限なし
通院、入院、手術まで全ての治療をカバーしてくれるMプランとLプラン、そしてネット申し込み限定のeプランでは、年間限度額の70万円以内であれば1日の支払い限度額や年間の支払い回数に制限がありません。
保険会社によっては、通院で「年間20万円、1回につき14000円まで」のように制限がかかるところもありますが、あんしんペット保険ではそういった制限がかからないので使いやすいですね。
支払った保険料に楽天ポイントがつくようになった
楽天傘下になったことで、2019年12月1日から支払い保険料に楽天ポイントがつくようになりました!
これは、楽天会員の方にはけっこう大きいですよね〜。
通常の割引とは別に、こうやってポイント還元があるのが、楽天ペット保険の強みです。
ペット賠償責任特約が任意でつけられる
飼っているワンちゃんが他人に噛みついたり、外で売り物を壊してしまったりした場合に保険金が下りる賠償責任特約をつけることができます。
これは80円/月、900円/年を追加で支払うことで年間500万円まで保障してくれます。
ただし、ペット賠償責任特約は個人賠償責任特約の名前で自動車保険や火災保険、クレジットカードなどですでに加入している場合にはわざわざ入る必要もないかなと思います。
加入を検討する前にまずは自動車保険や火災保険、クレジットカードの契約内容を一度ご確認を!
↓↓↓
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Lプランでも保険料は若干安い部類に入る
Lプランは免責金額(自己負担金)がなく、このグラフを見ても分る通り、一般的な70%保障の保険とも比べても保険料は安い部類に入ります。(※一部70%保障プランがない保険もあります。)
ちょうど真ん中より少し下くらいですけどね・・・・。
Mプランになると小型犬の10歳の場合で2310円/月と相当安い部類に入りますが、今度は14000円の高い自己負担金がネックになってきますからね。。
楽天あんしんペット保険のちょっと気になるところ
楽天あんしんペット保険ではうさぎも加入できる?
うさぎを飼っている飼い主さんもいらっしゃると思いますが、楽天ペット保険は犬・猫プランしか取り扱いがありません。したがって、うさぎのペット保険に加入する場合には、うさぎなどの小動物のプランがあるペット保険を選ぶ必要があります。
具体的にいうと、現在うさぎのペット保険の取り扱いがあるのはアニコム損保とプリズムコールだけです。
この2つの保険の比較ページは下のリンクから確認してみてください。
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楽天あんしんペット保険では保険証がもらえる?
ペット保険会社によっては、加入すると保険証がもらえて診察時に提示するとその場で保険金との差し引きの治療費を支払えばよい窓口対応のペット保険もあります。(通常は動物病院で全額支払い後、後日保険金の請求をする。)
この楽天ペット保険に関しては窓口精算には対応しておらず、保険金は後日請求するという流れになります。
したがって、保険証なども発行もありません。
楽天ペット保険の総評
あんしんペット保険になってから多頭割引や無事故割引など、各種割引がなくなったり、終身保険ではなくなったり、50%プランがなくなったりと条件が悪くなったところもありますが、Lプランでいうと保険料はだいぶん安くなりました。
旧もっとぎゅっとの「ぺっとのための医療保険」70%プランでは、15歳のときに7560円でしたが、安心ペット保険になって4970円と大幅に料金が下がりました。
保険の更新時に全く条件が付かないというのも非常に魅力的です。
ただ、私はやっぱり終身じゃなくなったのが一番引っかかりますね。。
あと、Mプランの自己負担金の高さには正直がっかりでした。
使うならLプランか、Sプランで保険料を抑えながら高額治療になる可能性の高い手術のみに備えるか・・というとこですね。