飼っている犬が人に噛みついて怪我をさせてしまったり、ものを壊してしまったりして賠償責任が発生してしまったときに非常に頼りになる個人賠償責任特約。
月々追加料金を支払うことで付帯できるペット保険もありますし、そもそも個人賠償責任特約を付帯できないペット保険もあります。
今回は、ペット保険加入時に個人賠償責任特約をつけると損する場合、
そして個人賠償責任特約がつけれないペット保険に加入した場合でも、普通につけるよりも同等の保険料で、より補償の厚い賠償責任特約をつけることのできる方法について紹介します。
ペット保険の個人賠償責任特約についておさらい
ペット保険の個人賠償責任特約について簡単におさらいしておくと、はじめに書いた通り飼っている犬が人に噛みついて怪我をしてしまったり、お店なので何か物品を壊してしまい賠償責任が発生してしまった場合、その補償してくれます。
ともあれ、簡単にいうとこういうことなんですが、このペット保険の個人賠償責任特約で補償対象とならない場合についても一通り知っておきましょう。
ペット保険の個人賠償責任特約で補償対象とならない場合
- ドッグラン内での動物同士の事故での相手方ペットへの保証
- ペットが被保険者の管理下に無い場合の保障
- 被保険者が管理する物品の保障
- 被保険者とその親族に対する補償
大体この4つが一般的に抵当権の個人賠償責任特約で補償対象とならない場合としてよく記載されています。
まず、ドッグラン内での動物同士の事故で相手方のペットに危害を加えてしまった場合、この場合は補償対象となりません。ちなみに、ドッグラン内で対人に対して危害を加えてしまった場合には請求対象にはなりのですが、補償対象とならない可能性もあるようなので注意です。
また、ペットが保険加入者の管理下にない場合も保証対象外となります。例えば、ペットを知り合いに預かってもらった時や代わりに散歩をしてもらったときなどに事故が発生した場合には保証対象外となってしまいます。
またペットが保険加入者やその親族である場合には補償対象となりません。そして、保険加入者が所有、管理している物品の保証に関しても対象外となりますが、ここでさらに注意しておきたいのが、これが他の人から借りたものであっても保証対象外となってしまうところです。たとえば、友人から借りたCDをペットが壊してしまった場合、これは保証対象外となってしまうのです。
いますぐチェック!賠償責任特約に知らない間に入っているかも?
ペット賠償責任特約ですが、実はペット保険だけについてるわけではありません。
一般的には個人賠償責任特約という名前で、自動車保険や傷害保険、火災保険などにも付いています。
つまり、こういった保険に入っている場合既にペット賠償責任特約に加入している場合もあるのです。
多くの方は火災保険や自動車保険には入っているでしょうから、まずは自分が入っているこういった保険に個人賠償責任特約が付いているかどうかを確認しておくのがお勧めです。
各種保険の切り替えタイミングで保険を見直すなら
車の車検前や火災保険の更新のタイミングなど、保険の切り替えタイミングならいっそのこと保険自体を見直してみるのもいかがでしょうか。
ネットで行える各種保険の無料一括見積もりサービスを使えば、代理店で契約するよりも同じ保証内容で保険料が安くなる場合も多いです。
ペット保険付帯のものより保障の厚い個人賠償責任特約に安価で入る方法
で、ここからが本題なのですが、実はペット保険に付帯するよりも保証の厚い個人賠償責任特約に加入する方法があります。
その方法とはずばり、個人賠償責任特約の付いたクレジットカードに加入するというもの。
この方法であれば、仮にペット賠償責任特約がつけれないペット保険であっても関係ありません。
また、ペット賠償責任特約がつけられるペット保険に加入予定で、賠償責任特約をつけようと思ってる方でも、
多少保険料は上乗せされますが、より保証の厚い賠償責任特約をつけることができます。
個人賠償責任特約のついているおすすめクレジットカード
三井住友エブリカード | JCBカード | イオンカード | |
保険名 | ポケット保険 自由設計コース |
JCBトッピング保険 日常生活賠償プラン |
ネットでかんたん保険 日常生活賠償プラン |
年会費 | 無料 | カードによって異なる | 無料 |
保険料/月 | 100円/110円/120円 | 150円 | 260円 |
保障額/年間 | 1億円/2億円/3億円 | 1億円 | 1億円 |
示談交渉 | あり | あり | あり |
賠償責任の範囲 | 本人と同居の親族、 別居の未婚の子供以外 |
同居する親族以外 | 本人と本人の親族以外 |
加入条件 | カード発行後申し込み | カード発行後申し込み | カード発行後申し込み |
ポイント還元率 | 1.5% | 0.5% | 0.5% |
入会特典 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
カード申し込み | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
クレジットカードの個人賠償責任特約に加入するには、必ず該当のクレジットカードを発行する必要があり、カード発券後に各賠償責任特約保険への加入連絡をする流れです。
クレジットカードのほうはJCBカード以外は年会費無料。JCBカードは一般カードやゴールドカードが対象となり、ANAなど他の会社と提携しているカードはJCBトッピング保険には加入できません。
JCBカードは一般カードであれば初年度は年会費無料ですし、よく猫も状況を満たせば年会費無料を継続することも可能です。
この中でも特に注目なのは三井住友エブリカード。保険料は一番安いですし、カード使用時のポイント還元率も最高。
リボ払い専用ということで少し躊躇してしまうかもしれませんが、年会費が無料なので賠償責任特約への加入を目的に作るのであればそもそも使用しなくてもOKです。
それに、リボ払いも初期設定で最高3万円まで設定できるので月々3万円までの買い物であればリボ払いならず、手数料も取れず一括払いが可能です。
ペット保険賠償責任特約との比較
アニコム | アクサダイレクト | 日本ペットプラス | |
保険名 | ペット賠償責任特約 | ペット賠償責任特約 | ペット賠償責任特約 |
保険料/月 | 140円/月 | 90円/月 | 80円/月 |
保障額 | 1000万円/1事故 | 1000万円/1事故 | 500万円/年間 |
示談交渉代行 | 無し | あり | 無し |
賠償責任の範囲 | 同居の家族以外 | 本人と同居の親族、 別居の未婚の子供以外 |
同居の家族以外 |
加入条件 | 保険契約者 | 保険契約者 | 保険契約者 |
クレジットカードと比較して解りやすくするために、いくつか主なペット保険の賠償責任特約を抜粋して紹介しています。
⇒その中のペット保険のペット賠償責任特約の条件について確認する。
こうやってみると、年会費無料のクレジットカード利用しての個人賠償責任特約の加入がペット保険の賠償責任特約と比べて保障内容がかなりいいです。
保険料に関しては全体的に若干ペット賠償責任特約の安いですが、保証枠に関してはクレジットカードの方がダントツに大きいです。
また、事故が起こった場合の示談交渉代行についても、アクサダイレクト以外ペット保険にはついてない場合が多いです。
保障内容と保険料とを加味すると、コスパは断然クレジットカードの方が高いですね。
まとめ
ペット賠償責任特約には個人賠償責任特約という名前で既に加入している可能性もあります。
自動車保険や火災保険などに加入している方はまずはそちらを確認してみて下さい。
確認したうえで、ペット賠償責任特約をつけたいとなった場合。
そもそもペット賠償責任特約がつけれないペット保険へ加入していたり、加入を考えてる方は、今回紹介したクレジットカードに付帯する賠償責任特約に加入することで、同等かそれ以上の補償内容の保険に入ることができます。
保険料に対する保障内容、コストで言ったら断然クレジットカードの方が高いです。
なので、ペット賠償責任特約が付帯できる保険に検討している方でも、クレジットカードなので保険に加入するという選択肢も有力です。