FPCペット保険

【2025年改訂版】FPCペット保険加入前必読!デメリットまで徹底解説

こんにちは!チワワ君の飼い主です。

今日は、FPCペット保険を他のペット保険と比較検討する際に、必ず押さえておきたい情報、そして実際に加入前には絶対におさえてほしいデメリットについてまとめました。

FPCペット保険のパンフレットや公式ページを見ていても、なんとなくどこを決め手にしたらいいのか分からないし、他のペット保険と比べようにもイマイチどこに注目すればいいのか分からない・・・
飼い主さん
飼い主さん

という方は是非、最後まで読んで頂けるとペット保険選びに必要なポイントが分かって、後悔しないペット保険選びができると思います。

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FFPCペット保険の補償内容

まずはFPCペット保険の基本的な補償内容についてざっと確認していきましょう。とりあえずパンフレットに載っている必要最低限のものをまとめました。

補償対象動物

補償対象動物 犬、猫のみ

補償対象は犬、猫のみです。それ以外のうさぎなどの小動物や爬虫類などは加入できないので、そういった方は、アニコム損保、プリズムコール、また、ペット保険ではないですがペット共済のペットライフジャパンなどの検討してください。

FPCペット保険の加入・更新の年齢制限

加入上限年齢 更新上限年齢
ペットほけん
フィット
7歳未満(6歳11か月以下) 終身
ペットほけん
マックス
7歳未満(6歳11か月以下) 終身
フリーペット
ほけん
9歳未満(8歳11か月以下) 終身
入院手術
ペット保険スーパー
9歳未満(8歳11か月以下) 終身

FPCペット保険の加入上限フィット、マックスとフリーペットほけん、入院手術ペット保険スーパーとで違います。同じペット保険の中でプランによって加入上限年齢が変わるのは珍しいです。(ほかにあるとするとアニコムのしにあプランくらいですね。)

フィットとマックスについては、アニコムやペット&ファミリーと同じくペット保険の中では最も加入上限年齢が低い(年齢が上がると加入できなくなるのが早い)ので、上限年齢が近づいてきているのであれば、早めに検討しましょう。

待期期間

ケガ 無し
病気 無し

ペット保険は保険開始後であっても、一定期間はけがや病気をしても補償されない待期期間が設けられているのが普通です。ただ、FPCのペット保険はけがのばあいも病気の場合も対期期間が無いペット保険となっています。

FPCペット保険のプラン内容

ペットほけんフィット

50%プラン 70%プラン 90%プラン
年間限度額 100万円 100万円 100万円
通院補償 1日(回)の上限金額:無制限
年間上限回数(日数):無制限
同左 同左
入院保障 1日(回)の上限金額:無制限
年間上限回数(日数):無制限
同左 同左
手術補償 1日(回)の上限金額:無制限
年間上限回数(日数):無制限
同左 同左

ペットほけんマックス

50%プラン 70%プラン 90%プラン
年間限度額 最大180万円 最大180万円 最大180万円
通院補償 年間上限金額:60万円
年間上限回数(日数):無制限
同左 同左
入院保障 年間上限金額:60万円
年間上限回数(日数):無制限
同左 同左
手術補償 年間上限金額:60万円
年間上限回数(日数):無制限
同左 同左

フリーペットほけん

 

50%プラン 70%プラン
通院補償 12500円/日
年間30日まで
同左
入院保障 125000円/入院
年間3入院まで
同左
手術補償 10万円/手術
年間1手術まで
同左

入院・手術ペット保険スーパー

50%プラン 70%プラン 90%プラン
入院保障 125000円/入院
年間3入院まで
同左 同左
手術補償 60万円/手術
年間3手術まで
同左 同左

ファースト保険(※1年間限定プラン)

次にFPCペット保険のプラン内容について。上の表を見てもらえれば分かりますが、保証割合は50%と70%の2つ。(以前は50%補償しかなかったんですよねー。)

そして、補償額に関しては50%プランも70%プランもそれぞれ一緒で、通院、入院、手術とそれぞれで記載のような1日(1回)あたりの限度額と、1年あたりの限度日数(回数)が設けられています。

 

ここで、FPC独自の特徴としては、入院の単位が〜日では亡く、〜回と回数で表しているところ。大体年間の限度日数(回数)が設けられている他のペット保険では、

入院の単位は〜日単位で記載されていることがほとんど。FPCは回単位になっているので、手術と同じく、何日であっても入院〜退院までを一回としているところが独特ですね。

 

あとは、50%と70%で、補償割合の他に限度額や限度回数も増えるのが一般的ですが、FPCはそれが亡く、どちらも補償割合以外は一緒。

補償割合が増えれば、それだけ限度額にも引っかかりやすくなるわけで、その辺を考えると50%にするか、70%にするかは、保険料も見ながら要検討していく必要がありますね。

FPC保険の免責金額

免責金額とは、1日や治療一回あたりの自己負担金を設定すること。FPCペット保険に免責金額の設定は無く、補償割合に治療費をかけたものが、そのまま保険金としてもらえます。(※もちろん上限はそれぞれの限度額まで。)

FPCペット保険の保険料

では、いよいよFPCペット保険の保険料の推移について他社と比較をしてみます。まず前提としてですが、同じFPCの中でも①フィット・マックスと②フリーペット保険はそもそも保険料の価格帯がかなり異なります。(スーパーは手術のみの限定プランなのでもとより条件が違うため一旦おいておいておきます。)

FPCペット保険は元々のプランはフリーペット保険でしたが、そこに保険料を引き上げ補償内容を厚くしたフィットとマックスという2つのプランが追加された形となっています。つまり、保険料は多少上がってもいいから、他のペット保険並みに補償金額や補償割合の手厚いプランを用意して、今まで他社に流れていたような層を獲得しようという意図で作られたプランだと思われます。

ですので、FPCの従来のフリーペット保険、そして新しく追加されたフィットと2つのプランについて全体では比較します。そして、そのあとFPC内の4つのプランがどのような保険料の推移を比較してみたいと思います。

犬の保険料(他社との比較)

まずは犬の保険料からすべてのペット保険をグラフに収めているのでかなりごちゃごちゃして見にくいですが、太くなっている線がFPCの保険料です。フリーペット保険が茶色の線、濃い緑色の線がフィットの保険料の推移です。

こうやってみると、フリーペット保険は全体で見ても保険料が最も安いペット保険の1つと言えます。対してフィットの方は全体的にみるとやや安め、もしくはちょうど中堅どころの保険料と言えます。

特にフィットは11歳~12歳になるところでガンと保険料の上昇がありますが、12歳以降の保険料については終身で据え置きとなります。

犬の保険料の推移(FPC内での比較)

次にFPCの中の4つのプランの保険料の推移をみていきましょう。スーパーは通院無しの部分補償のプランなので、スーパー以外だとやはりフリーペット保険が最もリーズナブルなプランとなります。

フィットとマックスはほぼ同じですが、若干マックスの方が保険料は高めに推移しています。

猫の保険料

次に猫の保険料です。こちはフリーペット保険が黄土色の太い線、フィットがグレーの線となっています。

犬の保険料と同じくフリーペット保険が保険料の安さでは際立っていますが、猫の保険の場合犬の時と比較してフィットとの保険料の差がありません。

猫の保険料の場合は、フィットでもかなり保険料は低い部類に入るリーズナブルなペット保険といえますね。

猫の保険料の推移(FPC内での比較)

ということで、今度はFPCの中での4つのプランの比較をしていきます。先ほども見た通り、フリーペット保険が最も保険料が安くはなりますが、犬の保険料と比較して保険料の差があまりありません。

FPCの猫の保険に関しては、フリーペット保険の上位プランである、フィットやマックスであってもよりリーズナブルな保険料で加入できるのが特徴となっています。

保険料の割引

fpcペット保険に多頭割引などの保険料割引制度はありません。保険料を低く抑えているペット保険に関しては、基本的に割引制度はないと考えておいた方が良いです。

保険金の請求・支払い方式

保険金の請求、支払い方法は後日請求のみです。病院で診療明細を受け取って、後日、書類に必要事項を記載し、診療明細と一緒に送付する形です。保険金は後日振り込まれます。

また、請求方法は従来の郵送する方法と、アプリを使っての請求も可能です。アプリを使用する場合は必要書類をアプリ内でアップロードすることでオンラインで完結します。保険金の請求がアプリからできるのは郵送と比べて手間もかからず便利ですね。

FPCペット保険の不担保疾病(補償対象外の病気など)

それでは最後に、ペット保険によって補償されたりされなかったりする項目が結構分かれたりします。そういった病気や条件について、FPCペット保険の場合をまとめました。

FPCペット保険の免責疾病

膝蓋骨脱臼
誤飲
歯周病・歯肉炎
チェリーアイ
股関節形成不全
レッグペルテス
気管虚脱
椎間板ヘルニア
てんかん
病理検査
診断書作成費用 ×
時間外診療 △※
※時間外の割り増し分は対象外

FPCのペット保険の他社でもよく免責にされやすい(補償対象外となりやすい)疾病の保証状況について表にしました。

〇としているのは、重要事項説明書にて「補償対象外」と明確に明記されていないものです。逆に×としているのは、明確に明記されているものだけのため、もちろん個別のケースによっては保険金支払いされない可能性もあるため、気になる場合は事前に問い合わせをしておくのがおすすめです。

FPCペット保険の慢性疾患・高額治療への対応

慢性疾患・高額治療への対応

特に同じ傷病で治療が年度をまたいで継続した場合でも、支払われる保険金の上限に制限が出るなどの記載はなく、特に高額治療となった場合でも次年度の更新を断ることがある、などの記載は無かったため、〇(=補償対象となる)としています。

ただ、これは繰り返しになりますが、いくら重要事項説明書に書いてないとはいえ、最終的な判断は個々のケースに委ねられるため、そこは数多の片隅に置いておきましょう。

FPCペット保険の先天性・遺伝性疾患への対応

先天性・遺伝性疾患への対応

以前は先天性・遺伝性疾患は問答無用で全て補償対象外となっていましたが、改訂により保険加入後の発症であれば先天性・遺伝性の疾患ともに補償対象となっています。

ただ繰り返しになりますが、実際の保険金請求の可否については個別の判断になりますので、ペット保険会社の判断基準などは実際の加入者さんの事例などを確認した方がよいです。(※なので、加入者さんはぜひ、その辺の口コミをぜひコメントをお願いします。)

FPCペット保険のデメリット

では最後に、FPCペット保険のデメリットについて感じるところを紹介していきます。もちろん、良いところはあっての上ですが、どんなペット保険にも強いところと弱いところがあります。(補償内容と保険料はトレードオフの関係にあるため、完璧な保険はありえないため。)

それを踏まえたうえで、最終的に加入するかどうかというのはデメリットの部分を許容できるかどうかで決まるため、このデメリットをしっかりと把握したうえで比較検討するのは非常に大切です。

プランの乱立で補償内容やメリットデメリットがわかりにくくなった

FPCは今回の改訂でマックス、フィットが加わり、(代理店限定プランのファーストも加えると)5つのプランが乱立することになりました。

もちろん、それによって選択肢の幅が広がったの良いところですが、その分どのプランを選べばいいのか比較検討する部分も多くなったため、選ぶ側としてはもっとスッキリ分かりやすくしてほしい、という気持ちになるのも正直なところ。

結論、フリーペット保険については今まで通り変更なく、上位プランのフィットと金額的な補償額や補償割合の多いフィットとマックスが追加されただけなので、それに気づけばなんてことはないのですが、そこまでひも解くのにけっこう時間も労力もかかりますよね。

保険金の窓口清算ができない

FPCは保険金の窓口清算ができません。なので、動物病院で全額治療費を支払い、後で保険金を請求する手間が発生します。

逆に窓口清算対応のペット保険は人間の治療費の支払いのように、治療費と保険金との差額を支払うことで完結します。(動物病院がペット保険会社へ保険金を請求し、保険金が支払われる。)

ただ、最初はとっつきにくいかもしれませんが、後日清算も慣れれば特に難しいこともないですし、FPCはアプリでの保険金請求が可能となっているため、より手間をかけずに簡単に請求ができます。

一応デメリットとして書きましたが、ここはそこまで気にする必要はない部分かと思います。

フリーペット保険の保険料は安いけど・・・

以前からあるフリーペット保険は現在も全ペット保険の中で最安クラスの低価格なペット保険となっています。重要事項説明書でも、明確に書かれている免責疾病(補償対象外となる疾病)は少なく、一見コスパの高いペット保険に見えます。

ただ、支払い保険金の原資となっているのは保険料なわけで、現状の保険加入者もアニコムやアイペットと比べて多くはない実情をみると、それこそ他のペット保険と比べて、実際の保険金支払いの状況はどうなってるんだろう・・・と一抹の不安は残るところです。

この辺はやはり実際に加入されている方の声がないとわからない部分ですので、加入している飼い主さんはぜひコメントください!

FPCペット保険の口コミ

SNSで投稿のあったFPCに関する口コミを集めました。ざっと見てみると、SNS上では割と良い口コミも多かったですね。

良い口コミ

悪い口コミ

FPCペット保険の特徴と総評

ということで、FPCペット保険について詳しく分析をしてきました。

最後にデメリットということでいろいろ書きましたが、最大のメリットはやはり保険料のリーズナブルさにあると思います。そういう意味では、フィットとマックスはそのメリットがあまり感じられないため、私が加入を検討するならフリーペット保険ですね。(フィットとマックスを選ぶなら、他のペット保険の方がいいかも・・。)

ということで、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!ご意見や感想、また実際の加入者さんからの口コミ情報などコメントください^^

 

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