ドッグフード

このこのごはんは鶏肉アレルギーでも大丈夫?原材料と注意点を解説

「愛犬がやたらと体を掻いている…涙やけも目立つ気がする。これって『このこのごはん』に入っている鶏肉のアレルギー?」

毎日与えているごはんだからこそ、愛犬の小さな体調の変化には敏感になってしまいますよね。実は以前の私も、愛犬チワワの涙やけや軟便を見て「これは絶対に鶏肉アレルギーだ!」と思い込み、慌ててフードを丸ごと捨ててしまった苦い失敗があります。

結論からお伝えすると、鶏肉が体質に合わない犬の場合は注意が必要ですが、かゆみや涙やけといった症状だけで「鶏肉アレルギーだ」と断定することはできません。

素人判断で特定の食材を悪者にしてしまうと、かえって愛犬に合うフード探しの迷路にハマってしまいます。この記事では、私が過去に陥った痛い失敗談も交えながら、症状が出たときにどう判断し、どう行動すべきかを先輩飼い主目線で整理していきます。

このこのごはんには鶏肉が使われている?

「うちの子、鶏肉がダメかもしれない…」と不安になったとき、最初にやるべきことは「今食べているものに本当に鶏肉が入っているか」を正しく把握することです。当時の私は、パッケージの表面にある「国産」「無添加」という言葉だけを見て安心してしまい、肝心の原材料をろくに見ていませんでした。

主な原材料を確認しよう

執筆時点での公式サイトの原材料表示を確認すると、このこのごはんには間違いなく「鶏肉」が使われています。

具体的には、九州産の「鶏肉(ささみ)」や「鶏レバー」が使用されています。私たち人間から見ても美味しそうで品質の良いお肉が使われているのは素晴らしいことなのですが、だからこそ「鶏肉そのもの」に反応してしまう体質のワンちゃんにとっては無視できないポイントになります。

鶏肉由来の原材料がどこに含まれるか確認する

ドッグフードの原材料表示は、多く含まれているものから順に記載されるルールがあります。このこのごはんのパッケージ裏や公式サイトの表示を見ると、一番最初に「鶏肉(ささみ)」が書かれています。

つまり、エキスやパウダーとして風味付け程度にほんの少し入っているわけではなく、食事のメインとなる主原料として鶏肉がたっぷり使われているということです。過去の私は「ちょっと入ってるくらいなら平気でしょ」と甘く見て、愛犬のお腹をキュルキュルさせてしまったことがありました。主原料が何であるかは、アレルギーを疑う上で非常に重要な情報です。

原材料表示は購入前に必ずチェックする

「ネットの口コミが良かったから」「お友達のワンちゃんが食べて涙やけがキレイになったから」という理由だけで買ってしまうのは、かつての私と同じ失敗ルートです。(このこのごはんの全体的な評価が気になる方は「[このこのごはんの口コミ・評判は悪い?デメリットと向いている犬・向かない犬を解説]」も参考にしてみてください)

ドッグフードの原材料は、リニューアル等で予告なく変更されることもあります。不安な場合は、必ず購入前に公式サイトで最新の原材料一覧をチェックする癖をつけてくださいね。

鶏肉アレルギーの犬にこのこのごはんは向いている?

では、実際に鶏肉アレルギーの心配がある犬にとって、このこのごはんはどうなのでしょうか。「せっかく良質なフードなんだから、食べさせてあげたい」という飼い主心、痛いほどよく分かります。

鶏肉アレルギーが確認されている場合は慎重に

もし、すでに動物病院で血液検査や除去食試験などを行い、獣医師から明確に「鶏肉アレルギーである」と診断されている場合は、残念ながらこのこのごはんは避けるべきです。

主原料が鶏肉である以上、アレルギー反応を引き起こすリスクは極めて高くなります。「良質な国産の鶏肉だからアレルギーが出ないかも」と期待したくなりますが、アレルゲン(原因物質)であることに変わりはありません。愛犬の体を守るためにも、ここは慎重な判断が必要です。

過去に鶏肉で症状が出た場合も注意する

正式な診断は受けていなくても、「そういえば昔、鶏肉メインのフードやおやつをあげたときに、体をずっと舐めていたな」「チキン味のガムを食べた翌日に必ず軟便になる」といった経験がある場合も要注意です。

我が家のチワワも、ある特定の鶏肉おやつを食べると必ずウンチがゆるくなる時期がありました。「たまたまお腹が冷えただけかな?」とスルーしてしまいがちですが、過去に鶏肉で体調を崩した「疑い」があるなら、新しいフードに切り替える際もごく少量から様子を見るなど、警戒レベルを上げておくべきでした。

自己判断で「少しくらいなら大丈夫」と考えない

私がやってしまった最大の失敗は、「このこのごはんは無添加で消化にも良さそうだから、鶏肉が少し苦手でもカバーできるだろう」という謎の自己解釈です。

アレルギー反応は、フードの価格が高い・安い、品質が良い・悪いとは別の次元で起こります。どんなに素晴らしい食材でも、愛犬の免疫システムが「これは敵だ!」と過剰反応してしまえば、かゆみや下痢として現れてしまうのです。「少しくらいなら…」「高品質だから…」という飼い主の希望的観測で無理に食べさせるのは、愛犬にとって大きな負担になることを学ばされました。

かゆみ・下痢・涙やけ=鶏肉アレルギーではない

愛犬が体をしきりに掻きむしったり、ウンチがゆるくなったり、目の周りが涙でビショビショになったり……。「これって絶対、このこのごはんの鶏肉のせいだ!」と決めつけてしまったのが、かつての私です。

でも、ちょっと待ってください。獣医さんに怒られながら学んだ痛い教訓ですが、これらの症状=鶏肉アレルギーとは限りません。焦ってフードをゴミ箱へ捨てる前に、もう少しだけ冷静に愛犬の様子を観察してみましょう。

かゆみには複数の原因がある

愛犬が後ろ足で耳の裏をカキカキしていると、「食物アレルギーかも!」と慌ててしまいますよね。当時の私も「ほら、やっぱり鶏肉が合ってないんだ」と勝手に納得していました。

でも、犬のかゆみの原因は食事だけではありません。ノミやマダニ、ハウスダスト、花粉といった環境アレルギー(アトピー性皮膚炎)、あるいは乾燥肌やシャンプーのすすぎ残しなど、実にさまざまな要因が考えられます。「かゆい=鶏肉が犯人」と決めつけてしまうと、本当の病気や肌トラブルを見逃してしまう危険があるのです。我が家の場合は、単に冬場の乾燥でフケが出て痒がっていただけ、というオチでした。

下痢・軟便も食物アレルギーだけが原因ではない

「良かれと思って高いこのこのごはんを買ったのに、下痢になった!やっぱり鶏肉アレルギーだ!」これも私が陥った見事な早とちりです。

ドッグフードを新しいものに切り替えた直後は、アレルギーではなく「腸内環境が新しい食べ物に慣れていないこと(消化不良)」が原因で軟便になるワンちゃんが非常に多いんです。とくに小型犬は胃腸がデリケート。いきなり全量を新しいごはんに変えたりしていませんか?(もし心当たりがある方は、「[このこのごはんで下痢・軟便になる?切り替え時の原因と対処法]」も読んでみてくださいね)。また、お散歩中の拾い食いや、冷え、ストレスでもウンチは簡単にゆるくなります。

涙やけだけでは鶏肉アレルギーと判断できない

「涙やけがひどくなったから、このフードは合わない」という口コミ、ネットでよく見かけますよね。私自身もその言葉に踊らされ、フードジプシーに陥った一人です。

たしかに、体質に合わないタンパク質を摂取して涙やけが悪化するケースはゼロではありません。ですが、涙やけの主な原因は、鼻涙管(涙の通り道)の詰まりや、生まれつきの目の形、逆さまつげ、お部屋のホコリなど、食事以外の要素が大きく絡んでいます。「鶏肉をやめれば涙やけが魔法のように消える」と信じ込むのは危険です。(涙やけとの付き合い方については、「[このこのごはんは涙やけに効果ない?改善しない理由と判断基準]」で私の失敗談も含めて詳しく解説しています)

症状のタイミングや他の変化も確認する

「じゃあ、この症状は何が原因なの!?」と叫びたくなりますよね。ここで大事なのは、症状が出た「タイミング」です。

・このこのごはんに切り替えてからすぐに症状が出たのか?
・それとも数週間経ってから突然始まったのか?
・季節の変わり目ではないか?
・最近、新しいおもちゃやベッドに変えなかったか?

フードを変えたタイミングと症状がぴったり一致していればアレルギーの疑いも強くなりますが、そうでないなら別の原因を探る必要があります。「木を見て森を見ず」にならないよう、愛犬の生活全体をぐるりと見渡してみることが大切です。

鶏肉アレルギーが心配なときに確認したいポイント

「そうは言っても、やっぱり鶏肉アレルギーなんじゃないかと不安…」。そのお気持ち、痛いほど分かります。我が子を守れるのは自分だけですからね。

もし愛犬の体調不良が鶏肉アレルギーによるものか疑わしい場合、やみくもにフードを変える前に、我が家でも実践している「振り返りチェック」を試してみてください。原因を絞り込むための大切なステップです。

以前に鶏肉入りフードで症状があったか

まずは過去の食事歴を振り返ってみましょう。愛犬を迎えてから今まで、鶏肉がメインのフードを与えたことはありますか?

もし過去に「チキンベースのフードの時だけ、いつも足先を舐めて真っ赤になっていた」「鶏ささみのジャーキーをあげると必ずお腹を壊していた」という明確なパターンがあるなら、鶏肉アレルギーの可能性は高まります。逆に、これまでずっと鶏肉メインのフードを食べてきて何の問題もなかったのなら、急にアレルギーが発症したか、全く別の原因である可能性を疑うべきです。

このこのごはんへ切り替えた時期と症状発生の時期

次に、「いつからこのこのごはんを食べ始めて、いつから症状が出たか」をカレンダーで確認してください。

もし、「今日のお昼に初めてこのこのごはんをひと口食べたら、数時間後に顔が腫れて激しく嘔吐した」というような急性症状であれば、即座に与えるのをやめて動物病院へ駆け込むべきです。しかし、「切り替えて1ヶ月以上経ってから何となくウンチがゆるい日が増えた」というような場合、食事以外に気温の変化やストレスなど別の要因が絡んでいることも考えられます。

おやつやトッピングにも鶏肉が含まれていないか

これ、私が一番やらかしていたミスです。「フードの鶏肉が原因だ!」と大騒ぎしておきながら、おやつに「鶏レバーチップス」や「ささみ巻きガム」を平気で与えていたんです……。

アレルギーを疑うなら、主食だけでなく、口に入るすべてのものをチェックしなければ意味がありません。家族の誰かがこっそり人間のごはん(唐揚げの衣のカスなど…)をあげていないか、お散歩仲間からもらったおやつに鶏肉エキスが入っていなかったか。犯人は意外なところに潜んでいるかもしれません。

同時に複数のフードやおやつを変えていないか

「このこのごはんに切り替えるタイミングで、デンタルガムも新しいものに変えたし、ご褒美用のボーロも変えた」といった場合、どの食材に反応しているのか全く分からなくなってしまいます。

何か新しいものを与えるときは、必ず「1種類ずつ、様子を見ながら」が鉄則です。複数のものを一気に変えてしまうと、いざアレルギーらしき症状が出たときに、「一体どれが原因なの!?」とパニックになってしまいます(過去の私がそうでした)。

症状が続くなら獣医師へ相談する

ここまで色々とお話ししてきましたが、大前提として、飼い主の自己診断には限界があります。

かゆみが強くて夜も眠れていない、下痢が2〜3日続いている、元気や食欲が明らかに落ちている。そんな時は、迷わず動物病院へ連れて行ってください。アレルギー検査(血液検査や除去食試験など)は専門的な知識が必要です。「ネットで調べたらアレルギーっぽいから、適当に別のフードに変えればいいや」と放置して重症化させてしまうのが一番怖いです。獣医さんに「いつから、何を食べて、どうなったか」を正確に伝えられるよう、メモを持っていくことをおすすめします。

このこのごはんを食べて症状が出たらどうする?

「色々チェックしてみたけど、やっぱりこのこのごはんに変えてから調子がおかしい気がする…」
もし今、あなたがそんな不安を抱えているなら、まずは深呼吸してください。愛犬の異変を目の当たりにすると「私が変なものを食べさせたせいだ!」と自分を責めてしまいがちですよね。私も、愛犬が夜中に下痢をしたときはパニックになり、フードの袋を泣きながら睨みつけたことがあります。

でも、飼い主が焦っても愛犬は治りません。ここでは、私が獣医さんに教わった「症状が出たときに飼い主が家でやるべき冷静な対処法」をお伝えします。

まず症状の種類とタイミングを記録する

愛犬に異変が起きたとき、一番やってはいけないのが「記憶だけで何とかしようとすること」です。
動物病院に行くと、獣医さんから必ず「いつからですか?」「どんなウンチでしたか?」「何回吐きましたか?」と矢継ぎ早に質問されます。当時の私はテンパっていて、「えっと、昨日のお昼くらいから…たぶん2回くらい軟便で…」と曖昧にしか答えられず、診断を難しくしてしまいました。

症状が出たら、すぐにスマホのメモ帳でもカレンダーでもいいので記録をつけてください。
・いつ食べたか(時間)
・いつ症状が出たか(食後何時間か)
・どんな症状か(ウンチの硬さ、吐しゃ物の色、掻いている場所)
可能であれば、ウンチや赤くなった皮膚をスマホで写真に撮っておくのが最強の記録です。これが後々、アレルギーかどうかの大きな判断材料になります。

無理に継続しない

「でも、このこのごはんって安くないし、せっかく定期便で買ったから、もったいないな…」
正直に言います。私も全く同じことを思いました(笑)。「そのうち慣れていいウンチになるかも」と自分に言い聞かせて、数日間無理に与え続けてしまったんです。

結果的に、愛犬のウンチは治るどころか悪化し、病院代でフード代以上の出費になってしまいました。もし下痢や嘔吐、強いかゆみなど「明らかに普段と違う」症状が出たなら、一旦このこのごはんはお休みしてください。「慣れれば治る」と自己判断して無理に食べさせ続けるのは、愛犬の小さな体に負担をかけるだけです。休止や解約の判断に迷ったときは、「[このこのごはんをやめた人の理由は?合わないときのやめ時・解約判断]」も読んでみてくださいね。

他の新しい食べ物も確認する

フードをお休みしたら、次にやるべきは「犯人探し」の総仕上げです。
先ほどもお伝えしましたが、フードを切り替えたタイミングで、おやつやトッピング、ガムなども新しくしていませんでしたか?

私が過去にやってしまったミスですが、フードを変えたお祝いで(?)ちょっと高級なレトルトのウェットフードをトッピングしてあげたんです。その後お腹を壊したのに「このこのごはんが合わない!」と大騒ぎし、実はウェットフードの脂分がチワワの胃腸に負担をかけていただけでした。愛犬の口に入った「すべて」をリストアップして、原因の可能性を一つずつ潰していきましょう。

症状が強い・続くなら獣医師へ相談する

ここが一番重要です。
・1日に何度も激しく下痢・嘔吐している
・ぐったりして元気がない、水も飲まない
・顔がパンパンに腫れている
・体を血が出るほど掻きむしっている
このような強い症状がある場合は、迷わず今日にでも動物病院へ行ってください。「明日になったら治るかも」「ネットの口コミではよくあることって書いてあったし」と様子を見るのは危険すぎます。

少し軟便が続いている、たまに掻いている程度だとしても、それが3日以上続くなら獣医さんに相談しましょう。その際、先ほど記録した「症状のメモ」と「ウンチの写真」を持っていくと、診察が劇的にスムーズになりますよ。

鶏肉アレルギーが疑われる場合はやめた方がいい?

記録をつけ、食事全体を見直し、やっぱり「鶏肉」が怪しいぞ…となった場合。飼い主としてどう決断すべきでしょうか。「このこのごはんは良いフードだって聞くから、どうにか続けたい」という気持ちと、「これ以上愛犬に負担をかけたくない」という気持ちの板挟みになりますよね。

私の経験から言える結論は、「疑わしきは無理に追わず」です。

確認済みのアレルギーなら避ける判断を優先

もし動物病院で「鶏肉にアレルギー反応が出ている」と診断されたり、過去の経験から「明らかに鶏肉を食べると調子を崩す」と確信している場合は、きっぱりと避ける決断をしてください。

「このこのごはんは無添加だから大丈夫かも」と淡い期待を抱くのはやめましょう。アレルギーは無添加かどうかではなく、そのタンパク質(鶏肉)に体が反応するかどうかです。(コスト面が気になって迷っている方は、「[このこのごはんは高い?料金・コスパと続ける価値を解説]」でコスパの考え方を整理してみてください)。愛犬の健康には代えられません。

「疑い」だけなら症状全体を整理する

一方で、「病院には行ってないけど、なんとなく鶏肉のせいな気がする」というレベルの「疑い」の場合はどうでしょう。
この場合、すぐに「うちの子は鶏肉アレルギーだ!」と決めつけてしまうのは少しもったいないです。

実は、新しいフードへの切り替え方が急すぎた(元のフードと混ぜずに一気に変えた)ことによる一時的な消化不良だったり、ただの季節性の乾燥肌だったりするケースが山ほどあります。先ほどお話しした「症状の記録」を獣医さんに見せ、「これはアレルギーの可能性が高いでしょうか?」と一度プロの意見を聞いてみるのが、遠回りのようで一番確実な方法です。

高かったからという理由で無理に続けない

飼い主のリアルな本音として、「定期コースで買っちゃったし、お高めだったから捨てるのは悔しい…」という気持ちは痛いほど分かります。私も、棚の奥に眠る未開封の高級ドッグフードを見てため息をついたことが何度もあります。

でも、そのフードを無理に食べさせて愛犬が体調を崩し、病院通いになったら、結果的に医療費のほうが高くついてしまいます。それに何より、かゆみやお腹の痛みに耐える愛犬を見るのは辛いですよね。合わないものは合わないと割り切るのも、飼い主の大切な勇気です。

フード変更は段階的に行う

もし、「やっぱりこのこのごはんはストップして、別のフードに変えよう」と決断した場合は、切り替え方に注意してください。
アレルギー症状が出ているからといって、いきなり明日から全く別の新しいフードを全量あげるのはNGです。弱っている胃腸にさらなる負担をかけて、下痢を悪化させる原因になります。

もし症状が重篤でなければ、今まで食べていて問題のなかった「元のフード(鶏肉以外)」に一度戻し、お腹や皮膚の状態が落ち着くのを待ちましょう。新しいフードを探すのは、愛犬の体調がしっかり回復してから。焦らず、段階的に進めることが、遠回りに見えて一番の近道です。

鶏肉を避けるフードを選ぶときのポイント

「じゃあ、思い切って鶏肉を使っていないフードを探そう!」
そう決心した当時の私を待ち受けていたのは、「ドッグフードの罠」とも言える原材料表示の落とし穴でした。ペットショップの棚を端から端まで見て、「鶏肉不使用」のフードを見つけるのがどれだけ大変か、あなたも一度は経験があるかもしれません。

私が過去にやってしまった「失敗だらけのフード選び」を踏まえて、絶対に気をつけてほしいポイントをまとめました。

主原料だけでなく原材料一覧全体を見る

「よし、このフードは『サーモンメイン』ってパッケージに大きく書いてあるから大丈夫だ!」と意気揚々と買って帰った日のことです。
家に着いてパッケージの裏面をよく見ると、原材料の3番目に「鶏脂(チキンファット)」、5番目に「チキンエキス」としっかり書かれていました……。

主原料(一番多く入っているもの)が魚や牛肉であっても、風味付けや脂質の補給として鶏由来の成分が使われているフードは本当に多いです。アレルギーを避けるなら、パッケージの表面のキャッチコピーではなく、裏面の「原材料一覧」の最初から最後まで、虫眼鏡を使う勢いでチェックしてください。

チキン以外の動物性原料にも注意する

「鶏肉がダメなら牛肉だ!豚肉だ!」と極端に走るのも、私の失敗パターンの一つです。
鶏肉を避けることに必死になりすぎて、今度は牛肉メインのフードをいきなりドサッと与え、結果的に愛犬を消化不良の軟便にしてしまいました。

鶏肉アレルギーの疑いがあるからといって、他の動物性タンパク質なら何でも体に合うわけではありません。今まで食べたことのないお肉(ラムや鹿肉など)を試すときは、鶏肉の時以上に「少しずつ、様子を見ながら」が鉄則です。

「○○味」だけで判断しない

スーパーやホームセンターでよく見る「ビーフ味」「野菜とチーズ味」といった表記。これにも注意が必要です。
昔の私は「ビーフ味だから鶏肉は入ってないよね」と勝手に思い込んでいましたが、裏を見るとベースとなるお肉は「チキンミール」で、ビーフは単なる香料やエキスだけだった、なんてことがザラにありました。

「○○味」というのはあくまで人間向けの美味しそうなマーケティング用語です。アレルギー対策において信じられるのは、愛犬の口に入るリアルな「原材料名」だけだと痛感しています。

愛犬が食べられる原材料を狭めすぎない

「鶏肉が怪しい。もしかしたら牛肉もダメかも。小麦も危ないらしいぞ…」
ネットの情報を調べれば調べるほど怖くなり、私は一時期、愛犬の食べられるものを極端に制限してしまったことがあります。その結果、愛犬は食べる楽しみを奪われ、食いつきがガタ落ちして痩せてしまいました。

自己判断で「あれもこれもダメ」と選択肢を狭めすぎると、本当に必要な栄養素まで不足してしまいますし、何よりフード選びが地獄のように苦しくなります。確証がないのに不要な制限をかけるのは、飼い主にも愛犬にもマイナスでしかありません。

必要なら獣医師と相談して選ぶ

「じゃあ結局、何を選べばいいの!?」と迷子になってしまったら。
そんな時は、恥ずかしがらずに獣医さんを頼ってください。私も最終的には、スマホで撮った「過去に食べて軟便になったフードの裏面パッケージ写真」を全部見せて、相談に乗ってもらいました。

「この成分が共通しているから、次はこれが入っていない白身魚ベースを試してみようか」など、プロの客観的なアドバイスをもらえると、フード選びの迷路からスッと抜け出せますよ。

このこのごはんが合わない可能性を判断するポイント

ここまでアレルギーを中心に話してきましたが、アレルギー(免疫反応)ではなく、単に「体質に合わない(消化・吸収の相性が悪い)」というケースもたくさんあります。

このこのごはんは国産で無添加、香りもお出汁のようで本当に素晴らしいフードですが、万能薬ではありません。人間にも「すごく美味しい高級なお蕎麦だけど、食べるとどうしても胃がもたれる」ということがあるように、ワンちゃんにも相性があります。我が家で実践している「合わないサイン」の見極め方をご紹介します。

食いつき

まず一番分かりやすいのが、食いつきです。
初めてあげる日は警戒して食べないこともありますが、数日経っても「プイッ」と顔を背けたり、匂いだけ嗅いで砂をかけるような仕草をする場合は、本能的に「これは今の自分に合わない」と感じているのかもしれません。

ただ、単なるワガママで食べないケースもあるのが難しいところ。「もしかして美味しくないの?」と不安になったら、「[このこのごはんを食べないのはなぜ?食いつきが悪い原因と7つの対処法]」も参考に、わがままなのか体質に合わないのかを見極めてみてください。

便の状態

毎日のウンチは、愛犬からの大事な手紙です。
このこのごはんに切り替えてから、数日〜1週間ほどはウンチがゆるくなることがあります(これは腸内細菌が変化している移行期間なので、よくあることです)。

しかし、1ヶ月経ってもずっと軟便が続いている、ウンチの回数が異常に増えた、酸っぱいようなツンとした臭いがする、といった場合は、消化能力に対してフードの成分(タンパク質や脂質のバランス)が合っていない可能性が高いです。

皮膚・かゆみ

先ほどのアレルギーの話とも重なりますが、皮膚の状態も重要なサインです。
特定の場所(耳の後ろ、足の裏、お腹など)をずっと舐めたり掻いたりしている、皮膚が赤っぽく熱を持っている、フケが急に増えた。こうしたサインが「このこのごはんを食べ始めてからずっと続いている」のであれば、体に合っていないと判断する材料になります。

涙やけ

「このこのごはんで涙やけがキレイになるって聞いたのに、逆にひどくなった!」
これ、実は我が家のチワワでも経験しました。良質なタンパク質がたくさん入っているがゆえに、運動量が少ない子や、老廃物を上手く排出できない体質の子だと、処理しきれずに涙管が詰まりやすくなることがあるんです。

こまめに目の周りを拭いてマッサージをしてあげても、ドロドロの涙が止まらなくなってしまったら、一度別のフード(タンパク質が少し控えめのものなど)を検討するタイミングかもしれません。

元気や食欲

最後に一番大切なのが、愛犬自身の「元気」です。
ウンチが少しゆるくても、毎日おもちゃを振り回して走り回り、ご飯の時間には尻尾をちぎれんばかりに振って喜んでいるなら、大きな問題ではないことがほとんどです。

逆に、ウンチの形は普通でも、なんとなく部屋の隅で丸まっている時間が増えた、散歩に行きたがらない、ご飯を残すようになった…という場合は要注意。「このフード、体に合ってなくてしんどいよ」という無言のサインかもしれません。愛犬の「全体的なご機嫌」をしっかり見てあげてくださいね。

このこのごはんと鶏肉アレルギーについてよくある質問

私が「うちのチワワ、もしかして鶏肉アレルギーかも…」と悩みまくっていた時期、ネットで検索しては一喜一憂し、頭を抱えていた疑問たちをまとめました。当時の私と同じように、スマホを握りしめて不安になっている飼い主さんの参考になれば嬉しいです。

鶏肉を少し食べるだけでもダメ?

「主食じゃなくて、おやつで一口あげるくらいなら大丈夫かな?」
当時の私は、愛犬のキラキラしたおねだり攻撃に負けそうになり、こんな風に考えていました。しかし、もし本当に鶏肉アレルギーを発症しているなら、たとえ一口でもアレルゲンが体に入れば、かゆみや下痢などの症状は引き起こされます。

「ちょっとくらい平気でしょ」という私の甘い考えのせいで、愛犬は夜中にお腹を壊して苦しむハメになりました。アレルギーは量の問題ではありません。「疑い」の段階であれば様子見もできますが、明確に症状が出るなら一口でも与えるべきではありません。

鶏肉アレルギーかどうか自宅で分かる?

「病院は高いし愛犬も嫌がるから、家でパパッとアレルギーチェックできないかな」と、市販の検査キットのようなものを探し回ったことがありました。

結論から言うと、ネットの「アレルギーチェックリスト」や素人の観察だけで、自宅で正確に判断することは絶対に不可能です。なぜなら、かゆみ=アトピー性皮膚炎やノミの可能性もありますし、軟便=ストレスや冷えの可能性もあるからです。愛犬の体を守るための正確な診断(血液検査や除去食試験など)は、獣医さんというプロにしかできません。家でできるのは「症状と食事の記録をとること」だけだと、失敗から学びました。

涙やけが出たら鶏肉をやめた方がいい?

「このフードを食べたら涙やけがひどくなったから、鶏肉アレルギーだ!すぐやめよう!」
これ、私が過去にやった典型的な早とちりです。涙やけ=鶏肉アレルギーとは限りません。

良質なタンパク質や脂質が豊富だからこそ、運動量が足りていなかったり、水分不足だったりすると、体内で処理しきれずに涙としてあふれてしまうことがあります。(涙やけの原因や判断基準について迷っている方は、「[このこのごはんは涙やけに効果ない?改善しない理由と判断基準]」も読んでみてくださいね)。涙やけだけでアレルギーと決めつけず、ウンチの状態や体を掻いていないかなど、全体を見て判断することが大切です。

下痢だけならアレルギーではない?

「皮膚はキレイだし掻いてないから、下痢してるけどアレルギーじゃないよね」と安心するのは少し危険です。

アレルギーの症状は、犬によってどこに出るかバラバラです。皮膚に強烈なかゆみが出る子もいれば、お腹の調子だけが悪くなる子もいます。我が家の場合、特定の食材を食べると必ず軟便になるだけで、皮膚には一切症状が出ないこともありました。「下痢だけだからアレルギーじゃない」と素人判断せず、続くようなら迷わず獣医さんに相談してください。

鶏肉を使っていないフードへすぐ変更した方がいい?

「鶏肉が怪しいなら、今すぐサーモンや鹿肉のフードに変えなきゃ!」と焦ってしまいますよね。私も、夜中にポチッと新しいフードを衝動買いしたことがあります。

ですが、先ほどもお伝えしたように、いきなり新しいフードへ「全取っ替え」するのは、弱っている愛犬の胃腸にトドメを刺すようなものです。まずは、今まで食べていて問題のなかった元のフードに戻し、お腹の調子や皮膚の赤みが落ち着くのを待つのが先決です。フード探しの旅に出るのは、愛犬の体調がしっかり整ってから。焦りは禁物です。

「鶏肉が入っているか」だけでなく愛犬の体質で判断しよう

「このこのごはんは鶏肉アレルギーの子でも大丈夫ですか?」
この疑問に対する私なりの答えは、「鶏肉が主原料である以上、アレルギーの疑いがある子には慎重に。でも、症状だけで鶏肉を悪者にしないで」というものです。

愛犬が体を掻いたりお腹を壊したりすると、飼い主は焦って「何がいけなかったの!?」と犯人探しをしたくなります。私も「絶対このこのごはんの鶏肉のせいだ!」と決めつけ、いくつものフードを無駄にしては愛犬の胃腸を痛めつけてしまった過去があります。

でも、本当に大切なのは「パッケージの裏の原材料」と「目の前にいる愛犬の様子」をセットで冷静に観察することです。

いつから、どんな症状が出ているのか。
おやつやトッピングで他のものを食べていないか。
元気や食欲はしっかりあるか。

それらをしっかり記録した上で、本当にフードが合っていないのか、それとも別の原因(ストレス、環境、季節の変化など)なのかを見極めるのが、私たち飼い主の責任だと痛感しています。

このこのごはんは、人間が食べても美味しそうなお出汁の香りがする、素晴らしい品質のドッグフードです。しかし、どんなに高品質でも「うちの子の体質には合わない」というケースは必ずあります。

もし、愛犬の体調不良が続いて不安で仕方ないなら、一人で抱え込まず、記録を持って獣医さんに相談してください。「せっかく高いフードを買ったのに…」という思いは捨てて、愛犬が毎日おいしそうにご飯を食べて、立派なウンチをしてくれる「ベストな選択肢」を探してあげてくださいね。合わないと判断して別のフードを探すことも、立派な愛情です。

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