PayPayのペット保険

PayPay(ペイペイ)のペット保険「これだけペット」の正体は?保険料や保障内容、デメリットまで徹底解説!

こんにちは!チワワ君の飼い主です!

キャッシュレス決算がかなり普及しましたが、その中で一番普及してるのがPayPay。私も、日常で一番利用しているのはPayPayですね。(何気に使えるお店が1番多くて、使い勝手は一番よい気がする。)

今日はそんなPayPayからリリースされたペット保険「これだけペット」について解説していきます!

気になっている方は、ぜひ最後までチェックして下さいね。

PayPayのペット保険の飼い主さんの口コミ

ということで、いきなり補償内容や保険料ではなく、SNSでの口コミや評判からみていくことにしましょう。
まだリリースされてから時間は経っていませんが、SNS上ではけっこう話題になっていました。
以下がペイペイ保険について言及されている投稿です。

チワワ君の飼い主
うんうん、そうですね。ペット保険は掛け捨てなので、特に若いうちは乗り換えるリスクはそれほど感じないので、良いところがあれば試してみるのも全然ありだと思います。それと、ペイペイのペット保険は確かに7歳までが加入上限になってます。その理由もしっかりあるので、それはまた後で書きますね。

チワワ君の飼い主
窓口清算に対してどれくらい魅力を感じるかですね。そこは人それぞれですが、私自身は後日清算でも慣れればそんなにストレスは感じません。(窓口清算にすでに慣れている方にとってははじめはストレスかも・・。)免責は重要事項説明書に記載しているので必ずチェックですね。

【PayPayこれだけペット】需要事項説明書

チワワ君の飼い主
ここまで紹介した中でも、やっぱり保険料の安さで注目している方が多いようですね。何気にペイペイポイントが貯まるのもポイント。楽天ペット保険も楽天ポイントが貯まりますが、使い勝手の良さからしてもペイペイポイントが貯まるのは嬉しい。

チワワ君の飼い主
そうですねー。確かに通院や入院・手術に年間の限度額や限度回数が設定されているタイプなので、通院回数なども考えながら請求する必要があります。ただし、その辺も保険料との兼ね合いなので、そのあたりのバランスもこれから確認していきましょう。

ということで、ペイペイのペット保険「これだけペット」に関して多かっ声としては、

メモ

  • 保険料が安い
  • 保険料安いけど補償内容どうなの?

この2つを挙げている方が多かったですね。それでは早速、補償内容や保険料など重要事項説明書をしっかり確認しながらみていきましょう。

PayPayのペット保険「これだけペット」の正体

と、補償内容や保険料などを説明する前にここをまず説明しておいた方がこれからの説明も断然分かりやすくなると思うので、まずはPayPayのペット保険「これだけペット」の正体について初めに説明しておきます。

その正体はずばり、ここでも再三紹介しているペット保険会社の一つ、ペット&ファミリー少額短期保険です。

名称として「PayPay」とついてはいますが、PayPayは保険の販売代理店という立場で、実際に保険業務を引き受ける引き受け会社はペット&ファミリーとなります。つまり、これからみていく保険内容や補償内容などはペット&ファミリーのプラン(げんきナンバーわんスリムなど)と比較するとすっと頭に入ってきやすいです。(時間ある方は下のリンクからペット&ファミリーのペット保険についても確認してみてください。)

ペット&ファミリー少額短期保険のペット保険まとめ

ちなみに、同じように冠に著名な企業の名前がついているけど、実際のペット保険業務の引き受け会社が違うペット保険にはAmazonのペット保険なんかがあったりします。(※ちなみに楽天ペット保険については、ペット保険の保険業務も楽天が運営しています。まぁ、楽天も元々はこのペット保険を取り込んだ保険ではありますが・・・。)

PayPayのペット保険の補償内容

ということで、ここからはペイペイペット保険の基本的な補償内容について確認していきます。

ペット保険の対象動物

補償対象となる動物

犬、猫のみ

補償対象となるのは犬と猫のみ。ペット保険と名前がついていますが、うさぎや爬虫類などのペットは補償対象外となります。犬、猫以外のペット保険を検討中の方は以下のペット保険が候補となります。

 

犬、猫以外のペット保険比較

加入・更新の年齢制限

では次に、加入や更新の際の上限年齢についてみていきましょう。

加入上限年齢

7歳11か月まで

更新上限年齢

上限なし

PayPayのペット保険に加入できる上限は8歳未満、つまり7歳までになります。これは、ペット保険の実際の運営を行うのがペット&ファミリーのため、ペット&ファミリーの他のペット保険プランと同じになっています。

ペット保険全体的としては一番加入上限年令は低く、年齢という意味では一番門戸の狭いペット保険の一つとなります。

待期期間

待期期間

無し

加入上限年齢と違い、待期期間はペット&ファミリーの他のペット保険とは違い、なんと待期期間はありません。つまり、保険開始日=補償開始日となります。もちろん、待期期間が短い(無い)というのは、補償期間がそれだけ長くなるので喜ばしいこと。

プラン内容

次にプラン内容についてみていきましょう。

お手軽プラン 基本プラン 安心プラン
補償範囲 入院・手術 通院・入院・手術 通院・入院・手術
補償割合(通院) 50% 70%
限度額/年(通院) 2.5万円 10万円
限度額/回 5000円 1万円
限度回数/年(通院) 5回 10回
補償割合(入院・手術) 50% 70% 70%
限度額/年(入院・手術) 各20万円  各20万円  各40万円
限度回数/年(入院・手術) 無制限 無制限 無制限

お手軽プラン、基本プラン、安心プランと3つのプランがあります。お手軽プランについては通院補償がない入院・手術のみ補償のプランとなります。

通院も含めたフルカバーのプランは基本プランと安心プランです。ここで気が付くのが、またペット&ファミリーの他のペット保険との違いについて。

まず、ペット&ファミリーはのペット保険は基本、年間の最大限度額がまるっと決まっていて、年間の請求回数や1回あたりの保険金の上限金額などは決まっていません。しかし、このペイペイのペット保険については、一回あたりの限度額や通院、入院・手術とそれぞれの年間限度回数もきまっています。

また、通院補償については基本プランで年間2.5万円、安心プランで年間10万円までと、他の限度額や限度回数の決まっているペット保険と比較して極端に少ないです。ここは、しっかり確認しておく必要があります。

PayPayのペット保険の付帯する特約や特典

では次に、ペイペイのペット保険でつけることのできる特約やペイペイのペット保険ならではの特典についてみていきましょう。

ペット保険の掛け持ち

待期期間

可能

まずは他のペット保険との掛け持ちから。ペット保険は一頭のペットで複数のペット保険を掛け持ちで加入できるペット保険とできないペット保険があります。

ペイペイのペット保険に関しては、掛け持ち可能なペット保険となっています。ペット保険掛け持ちのメリットデメリットについては以下参考までに。

PayPayのペット保険に付帯できる特約

待期期間

無し

次にペット保険に付帯できる特約について。ペット保険は自動車保険と同じように損害保険になるので、基本の補償内容のほかに追加補償の特約をつけられるものがあります。よくあるのが、ペット賠償責任特約なんかがあります。(自動車保険で個人賠償責任保障に入っている場合は二重に加入することになるので注意が必要。)

が、ペイペイのペット保険は付加できる特約は今のところありません。(今後はスタンダードなペット賠償責任保険くらいはつけられるようになる可能性あります。)

PayPayのペット保険の加入特典

加入特典

  • 保険料のPayPay支払いが可能
  • 保険料支払いの1%のPayPayポイントが貯まる

最後にペイペイのペット保険に加入した際の特典について。これは楽天ペット保険とも同じ系統ですが、保険料の支払いでペイぺいポイントが貯まったり、ペイペイ支払いで保険料の支払いが可能になるところ。

メインのキャッシュレス決済にペイペイを使っている方は多いと思うので、これはけっこう幅広く支持されそうな特典です。

PayPayのペット保険の保険料

ではそろそろ気になる保険料についてみていきましょう。今回もその他のペット保険の保険料の推移と併せてグラフにしています。

犬の保険料

まずは犬の保険料から。その他それぞれのペット保険の保険料の推移と併せてグラフ化しています。かなり見にくいですが、ペイペイのペット保険は太いオレンジ色の線です。(※他のペット保険と条件を合わせるために安心プラン:補償割合70%、通院ありのフルカバーにて比較しています。)

全体的にみると保険料は低めの部類には入ります。特に8歳ころまではペット保険全体でも最低水準に近い保険料ともいえますが、9歳以降はそれほど保険料の割安さは無くなっていきますね。

口を酸っぱくしていいますが、ペット保険の保険料は加入時ではなく、先を見据えて保険料の推移もチェックし比較する必要があります。

猫の保険料

お次に猫の保険料。こちらは太線になっている黄緑色の線がペイペイペット保険となっています。全ペット保険の中で一番低いわけではないですが、全期間にわたって低い水準の保険料となっています。犬の保険料よりも、猫の保険料の方がペット保険全体で見た時には割安感があることがわかります。

保険料の割引制度

割引制度

無し

では次に保険料の割引制度について。ペット保険には他の損保と同じように保険料の割引制度があるものがあります。よくあるのが、2頭目以降加入した場合の多頭割引や1年間保険金の請求がなかった場合に翌年の保険料が安くなる無事故割引など。(→ペット保険の保険料割引制度

ですが、ペイペイペット保険には保険料の割引制度はありません。もともとの保険料を下げる代わりに、こういった保険料の割引もしない、ということのようですね。

保険金の請求・支払い方式

待期期間

後払い(アプリから請求可能)

次に保険金の請求について。保険金の請求は主に窓口清算とあと払い清算の2通りに分かれます。(→ペット保険の窓口支払いと後日支払いについて

ペイペイペット保険は後日支払い(清算)にはなりますが、通常保険金請求用紙を郵送して保険金の請求をするところ、アプリからオンラインで請求が可能になります。

後日清算は後から請求用紙を準備して郵送しないといけない手間が一つのネックですが、アプリから請求できるのはかなりその手間を軽減してくれる嬉しいサービスです。

免責金額

免責金額

無し

免責金額とは保険金請求対象となる治療費が発生したときの自己負担金のこと。仮に1万円の治療費が発生した場合、70%補償なら7000円の請求が可能ですが、この時免責金額3000円がついていた場合、請求できる金額は(1万円ー3000円)×70%=4900円となります。

この免責金額を設定することで、同じ補償内容でも保険料を低く抑えているペット保険もありますが、ペイペイペット保険は免責金額の設定は無し。自己負担金なしでそのまま補償割合の保険金が請求できます。

PayPayのペット保険の免責・不担保条件

ではいよいよペット保険の補償内容の中でもかなり重要なポイントである、免責・不担保条件について確認していきます。免責・不担保条件というのは、簡単に言うとペット保険の補償対象外となる病気やケガのこと。ペット保険によってよく免責・不担保条件になっている項目を中心に確認していきましょう。

免責疾病

膝蓋骨脱臼
誤飲
歯周病・歯肉炎
チェリーアイ
股関節形成不全
レッグペルテス
気管虚脱
椎間板ヘルニア
てんかん
病理検査
診断書作成費用
時間外診療の割り増し費用

上の項目はペット保険会社によって不担保(補償対象外)となりやすい項目です。ペイペイペット保険については、ほぼほぼ補償対象(保険金の請求対象)となっています。(※もちろん、補償対象外としていないだけで、全ての保険金の支払いのジャッジはペット保険会社によるで、ここの項目が〇だったからといってすべての事例で必ず満額保険金が下りるとは限りません。)

ここで注目したいのが、股関節形成不全などの先天性が疑われる病気については、ペット&ファミリーのげんきナンバーわんスリムでは補償対象外としてされていますが、ペイペイペット保険の方では重要事項説明書に不担保条件の病名として記載がありませんでした。

同じペット保険会社であったとしても、補償内容に違いをつけているところがこれまでの代理店型ペット保険にはない流れで面白いところです。

慢性疾患・高額治療への対応

待期期間

慢性疾患・高額治療への対応ですが、実はペット保険の中には同じ病気やけがで一生のうちに請求できる保険金が決まっているとか、決められた1年間の保険金請求金額内なのにもかかわらず、保険金請求の額が多いと次回の契約更新を断られたりするペット保険があります。

ペイペイペット保険については、高額治療や同じ病気やケガでの保険金請求の制限などの記載は無いため、こういった理由で無下に保険金の支払いを断られる可能性は低いといえます。

先天性・遺伝性疾患への対応

先天性・遺伝性疾患への対応

次に、ペット保険によっては先天性疾患や遺伝性疾患が疑わられる疾病については保険開始後(待期期間後)の発症であったとしても、補償対象外となるペット保険も存在します。

まさにペット&ファミリーのげんきナンバーわんスリムもそうだったのですが、2024年の商品改訂によりナンバーわんスリムの方も先天性・遺伝性疾患については保険開始後の発症であれば補償対象内となっています。

その流れもあってか、ペイペイのペット保険も特に先天性・遺伝性疾患は補償対象外となるような記載はありません。

PayPayのペット保険のデメリット

それでは最後にペイペイのペット保険のデメリットと考えられる部分を挙げていきます。パンフレットやHPには基本良いことしか書いてないですが、どのペット保険にも必ず良い部分といまいちな部分が存在します。

ここでは特に私がデメリットだと感じる部分を紹介することで、この部分が許容できるかどうかで最終的な加入するかどうかの一つの判断基準にしてもらえればと思います。

注意ポイント

  • 補償額が全体的に心もとない
  • 補償内容を考えるとそこまで保険料の割安感は感じない
  • スタートして間もないペット保険の不安定さ

まず最初に保険金請求できる補償額が全体的に少ないというところ。補償内容については免責・不担保条件が本家のペット&ファミリーよりは緩和されたり、免責金額設定もないということで条件は良くなっていますが、その代わり通院や入院・手術のカテゴリーごとに限度額や限度回数が決まっていたり、そもそもの限度額が安心プランの通院で年額10万円までとかなり少なめに設定されているのはなかなかしんどいところです。

そして、保険料としても全ペット保険の中でみると比較的安い部類には入りますが、特に犬の保険料については年齢が上がってくるとその割安感は薄れてきますし、そもそもの補償内容が少し寂しいためにけっこう妥当な線ともいえるなと私は感じてしまいます。

最後にこれは毎回新しいペット保険にはいえることですが、スタートしてまだ間もないペット保険ということで、これから運営をしていくにあたって補償内容や保険料が改訂となることもあるため、不安定さはまだ否めません。もちろん、老舗といわれるペット保険であっても保険料や補償内容の改訂は一期間で行われますが、特に新しいペット保険についてはそのリスクも比較的高いため注意は必要です。

PayPayのペット保険の特徴と飼い主の感想

ということで、今回はペイペイアプリから加入できるペイペイペット保険について紹介しました。

初めにも紹介しましたが、ペイペイと冠はついてはいますが、ペイペイは保険販売の代理店であり、実際のペット保険業務の運営をするのはペット&ファミリーとなります。

この記事ではそのペット&ファミリーのペット保険とも比較しつつ、ペイペイペット保険について補償内容から保険料まで詳しく説明しました。

ペイペイポイントが貯まるなど、ペイペイならではのメリットがあったりもしますが、最終的には最後に書いたデメリットの部分をしっかり確認してから、加入するかどうかのジャッジをすることをおすすめします。

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