このこのごはんを食べないのはなぜ?食いつきが悪い原因と7つの対処法
SNSで「食いつき抜群!」と評判の「このこのごはん」。愛犬の健康を思って奮発して買ったのに、いざお皿に出してみたらプイッと顔を背けられてしまった……。そんな経験をして、「せっかく高いフードを買ったのに」「私の選び方が悪かったの?」と落ち込んでいませんか?
でも、安心してください。食べない原因は「粒の硬さ」や「切り替え方」「おやつの食べ過ぎ」など複数あり、今の段階ですぐに「このフードは失敗だった」と落ち込む必要はありません。一方で、いろいろと工夫してもダメなら、無理に食べさせ続ける必要もありません。
実は我が家の愛犬(チワワ)も、最初は「このこのごはん」を食べてくれず、私がパニックになってトッピング泥沼に陥った経験があります。この記事では、犬アレルギー持ちでありながらチワワを溺愛する筆者の失敗談を交えつつ、食べない原因の切り分け方と、飼い主も犬もストレスのない具体的な対処法をお伝えします。
このこのごはんを食べない犬はいる?
この章では、ネットの評判と実際の食いつきのギャップについて、我が家の実体験をもとに「食べない犬も普通にいる」という現実を整理します。
「SNSでみんな『秒で完食しました!』って言ってるのに、なんでうちの子は食べないの…?」
初めてこのこのごはんをお皿に出した日、一口だけ匂いを嗅いで、そのままトコトコとベッドに戻ってしまった愛犬の後ろ姿を見て、私は静かに絶望しました。「えっ、嘘でしょ? こんなに高かったのに!?」と、お皿の前でフリーズしたのを今でも覚えています。
食いつきには犬ごとに個体差がある
私が失敗から学んだ一番の教訓は、「どんなに品質が良くて評判のいいフードでも、犬の好みには激しい個体差がある」ということです。
私たち人間だって、高級な松阪牛よりジャンクフードが好きな人がいるように、犬にも「カツオ節の香りがたまらない!」という子もいれば、「やっぱりお肉の匂いじゃないとテンション上がらない」という子もいます。このこのごはんは出汁のいい香りがしますが、これまでジャンクで匂いの強いフードを食べていた子からすると、「なんだか物足りないな」と感じてしまうことがあるんです。
最初は食べても途中で飽きる犬もいる
さらに厄介なのが、「最初の3日はガツガツ食べていたのに、急にピタッと食べなくなる」パターンです。我が家もこれにやられました。
「やった、食べてくれた!」と喜んで定期コースを申し込んだ途端に、見向きもしなくなるあの現象。犬は好奇心から新しいフードを食べることもありますが、慣れてくると「前のおやつのほうが美味しかったな」「もっと美味しいものが出てくるかも」と知恵を働かせることがあるのです。
「食いつきが良い」という評判でも全員が食べるわけではない
ネット上には「このこのごはんのおかげで偏食が直りました!」というキラキラした口コミがあふれていますが、全員が全員食べる魔法のフードなんて存在しません。
「うちの子がわがままなのかな」と自分や愛犬を責めないでください。まずは「評判が良くても食べないことは普通にある」と受け入れることで、スッと肩の力が抜けるはずです。
もし、他の飼い主さんがどう感じているか、メリットだけでなくデメリットも含めたリアルな声を知りたい方は、こちらの記事「このこのごはんの口コミ・評判は悪い?デメリットと向いている犬・向かない犬を解説」も参考にしてみてください。
このこのごはんを食べない主な7つの原因
この章では、愛犬が「このこのごはん」を食べないときに考えられる7つの原因について、我が家の試行錯誤のプロセスに沿って一つずつ紐解いていきます。
「なんで食べないの? 美味しくないの? それともお腹痛いの?」
愛犬がフードを残すたびに、私はネットで検索魔になり、あらゆる可能性を疑っては一人で勝手にパニックになっていました。しかし、冷静になって原因を一つずつ切り分けていくと、意外とシンプルな理由が隠れていることが多いのです。
味や香りが好みに合っていない
まず最初にぶつかる壁がこれです。このこのごはんは、人工的な香料を使っておらず、カツオ節などの自然なお出汁の香りが特徴です。
我が家のチワワは、それまで匂いのきつい市販のフードを食べていたため、切り替えた当初は「ん? これご飯の匂いしないんだけど?」という顔をしていました。濃い味や強い香りに慣れている子にとって、自然派のフードは最初は少しパンチが足りないと感じてしまうようです。
フードを急に切り替えた
「体にいいものだから、今日から全部これにしちゃおう!」
私がやった最大のミスです。犬の胃腸はとてもデリケートで、急に全く違うフードに変わると、警戒して食べなかったり、お腹がびっくりして消化不良を起こしたりします。新しいフード警戒心が強い子は特に、「見たことないご飯だから食べないでおこう」と防衛本能が働くことがあります。
トッピングに慣れている
「食べないなら、大好きなささみを茹でて乗せてあげよう」
飼い主の愛情ゆえの行動ですが、これが偏食をこじらせる最大の原因になります。我が家も、「これを乗せれば食べるじゃん!」と味を占め、毎日トッピングをしていました。結果、愛犬は「待っていればもっと美味しいお肉が出てくる」と学習し、ベースのこのこのごはんだけを綺麗に残すという器用な技を身につけてしまったのです。
粒の硬さや大きさが食べにくい
小型犬、特にチワワのようにマズルが短く口が小さい子や、シニア犬にとって、「粒の硬さ」は死活問題です。
このこのごはんは比較的小粒ですが、オイルコーティングをしていないため、少し硬めのカリカリとした食感です。我が家のチワワも、ある日ポロリと口からフードをこぼすのを見て、「もしかして硬くて噛み砕くのが面倒くさいのかな?」と気づきました。
同じフードに飽きてしまった
犬にも「飽き」は存在します。毎日同じ味、同じ食感が続けば、「今日はもういいや」と思う日があるのも自然なことです。特に賢い犬ほど、「またこれか」という表情であからさまにため息をつくことがあります(我が家の愛犬は本当にため息をつきます)。
おやつを食べすぎている
「ご飯を食べないから、お腹が空いてかわいそう」と、ついおやつをあげていませんか?
小さい犬の胃袋は、私たちが思っている以上に小さいです。お昼にボーロを数粒食べただけで、夕食の時にはお腹がいっぱいになってしまうことも。「ご飯を食べないのにおやつなら食べる」という場合は、ただ単に「お腹が空いていないから、好きなもの(おやつ)しか食べない」という状態になっている可能性が高いです。
体調が悪く食欲そのものが落ちている
これが一番心配なケースです。単なる偏食やわがままではなく、胃腸炎などの病気や、ストレス、季節の変わり目による体調不良で食欲が落ちていることもあります。
「いつものわがままだろう」と決めつけず、元気はあるか、便の状態はどうか、水は飲めているかなど、全体の様子を観察することが本当に大切だと、私は過去のヒヤリとした経験から痛感しています。
このこのごはんを食べないときの7つの対処法
この章では、愛犬が食べてくれないときに試すべき具体的な対処法を7つ紹介します。我が家がネットの情報を鵜呑みにしてドタバタと全部試した結果、効果があったもの、逆に失敗したものをリアルな視点で解説しますね。
「食べないなら、どうにかして食べさせなきゃ!」
原因がなんとなく分かってきても、目の前でお腹を空かせている(かもしれない)愛犬を放置することはできませんよね。私も当時は焦って、あれこれ手を出しては一喜一憂していました。でも、全部をいっぺんにやるのではなく、愛犬の様子を見ながら一つずつ試していくのが正解でした。
以前のフードと少しずつ混ぜて切り替える
まず基本中の基本ですが、私が一番最初にすっ飛ばして失敗したのがこれです。「今日から健康的な生活だ!」と、いきなり100%このこのごはんにしてしまったため、愛犬は完全に警戒モードに。
慌てて以前のフードを9割、このこのごはんを1割の割合で混ぜるところからやり直しました。犬はとても賢く、匂いも敏感です。少しずつ新しい匂いや味に慣れさせていくことで、「あ、これも食べ物なんだな」と安心させることが大切です。1〜2週間かけてじっくり切り替えていくのが理想だと、身をもって学びました。
ぬるま湯でふやかして香りを立たせる
このこのごはんは、お出汁の自然な香りが特徴です。そのままでは香りが弱いと感じる子には、ぬるま湯(30〜40度くらい)で少しふやかしてあげるのが効果的でした。
お湯をかけると、フワッとカツオ節の良い香りが立ってきます。我が家のチワワも、最初は「なんだこれ?」という顔をしていましたが、お湯をかけて香りが強くなった途端、クンクンと鼻を近づけて数粒食べてくれました。ただし、熱湯をかけると栄養素が壊れてしまう可能性があるので、あくまで「ぬるま湯」がポイントです。
フードを少し温める
ふやかすと食感が変わって嫌がる子の場合は、ドライフードのまま電子レンジで数秒(人肌程度に)温めるのも一つの手です。
温めるだけでも香りが立ちやすくなります。ただし、温めすぎると火傷の原因になるだけでなく、フードの脂分が溶け出して酸化しやすくなるので、本当に「ほんのり温かい」くらいにとどめておくのがコツです。
トッピングは少量から使う
「どうしても食べないなら、好きなものを乗せてしまえ!」
これが一番手っ取り早いのですが、一番リスクの高い方法でもあります。どうしてもトッピングを使う場合は、「ほんの少しだけ」「フードの味付け程度に」混ぜ込むのが鉄則です。上に乗せるだけだと、器用に上だけ舐め取られます(我が家はこれで何度も騙されました)。細かく刻んで、フード全体に絡めるようにすると、しぶしぶでも一緒に食べてくれる確率が上がりました。
おやつの量を見直す
ご飯を食べない日、私はつい「可哀想だから」とボーロやささみジャーキーをあげてしまっていました。でも、これが完全に逆効果。
「ご飯を食べなくても、後で美味しいおやつがもらえる」と学習させてしまっていたのです。心を鬼にして、おやつを完全にストップするか、ごく微量に減らしたところ、空腹に勝てなくなったのか、しぶしぶながらもご飯を食べるようになりました。小型犬の胃袋は小さいので、おやつはお腹いっぱいになる原因になりやすいです。
食事時間を決めてダラダラ置かない
食べてほしくて、お皿を出しっぱなしにしていませんか? これも私がやってしまった失敗です。
いつでも食べられる状態だと、犬は「今すぐ食べなくてもいいや」と思ってしまいます。我が家では、「出してから20〜30分経っても食べなければ下げる」というルールを徹底しました。最初の数回は「えっ、ご飯持ってっちゃうの?」という顔をしていましたが、数日経つと「今食べないとなくなる!」と学習し、出されたらすぐに食べる習慣が少しずつついてきました。
数日〜一定期間様子を見て判断する
これらの対処法を試しても、すぐには結果が出ないこともあります。1日や2日食べないだけで「このフードは失敗だ」と諦めるのは早計です。犬は健康であれば、1〜2食抜いても大きな問題にはならないことが多いです(子犬やシニア、持病がある場合は別です)。
飼い主が焦ってコロコロとフードを変えたり、特別なトッピングを出したりすると、犬は「食べないでいれば、もっと良いものが出てくる」と勘違いします。焦る気持ちをぐっと堪えて、数日から1週間程度は根気よく様子を見ることも、飼い主の重要な役目だと学びました。
このこのごはんにトッピングしても大丈夫?
この章では、我が家が陥った「トッピング依存症」の失敗談を交えながら、正しいトッピングとの付き合い方をお伝えします。
「トッピングしないと食べないんだけど、このままずっと続けてもいいの?」
このこのごはんを買った飼い主さんの多くが、この悩みにぶち当たるのではないでしょうか。私も「せっかく高いフードを買ったんだから、トッピングしてでも消費してほしい」という未練から、ささみや犬用ふりかけをかけ続けていました。
トッピング自体が絶対NGというわけではない
結論から言うと、トッピング自体が絶対にダメというわけではありません。
愛犬の食欲を刺激したり、水分補給を促したりするために、茹でた野菜やささみの茹で汁を少しかける程度なら、健康的な食事のサポートになります。このこのごはんは総合栄養食なので、ベースの栄養バランスを大きく崩さない範囲であれば、トッピングを楽しみにする食事のスタイルもアリだと思います。
トッピングだけ食べるようになる可能性に注意
ただ、我が家の失敗は「トッピングを主役にしてしまった」ことです。
最初は少しだった茹でささみが、徐々に増えていき、気づけば「ささみメイン、このこのごはん添え」のような状態に。賢いチワワは、ささみだけを綺麗に拾い食いし、このこのごはんはペッとお皿の外に吐き出すという神業を見せるようになりました。
こうなってしまうと、「このこのごはんを食べて栄養を摂る」という本来の目的が完全に迷子になってしまいます。
少量から使い徐々に減らす
もしトッピングを使うなら、「味付け」や「香り付け」の役割に留め、徐々に減らしていく計画が必要です。
我が家では、最終的に「ささみの茹で汁だけをかける」という方法に落ち着きました。お肉の香りはするけれど、固形物はない状態です。最初は不満げでしたが、空腹には勝てず食べてくれるようになりました。トッピングは「ご褒美」ではなく、あくまで「フードを食べるためのきっかけ作り」として使うのが正解でした。
他のフードと混ぜる方法もある
「どうしてもトッピングがないと食べないけれど、毎回用意するのは大変」という場合は、食いつきの良い別のドッグフード(例えばウェットフードや、これまで食べていた香りの強いフード)を少し混ぜるという方法もあります。
このこのごはんの良さ(無添加や国産であること)を完全には活かしきれないかもしれませんが、「まったく食べずに捨てる」よりはマシですし、飼い主の心の負担も減ります。まずは「楽しく完食できること」を優先し、そこから少しずつこのこのごはんの割合を増やしていくのも一つの戦略です。
粒が硬い・大きいと感じる場合の対処法
この章では、「小粒だから大丈夫だろう」と油断していた私がチワワの食事風景を観察して気づいた、粒の硬さや食べにくさに対する見極め方と対処法をお伝えします。
「小粒って書いてあるのに、なんだかポロポロこぼして食べづらそう…」
このこのごはんは、直径7〜8mmほどの平たい形をした小粒サイズです。小型犬向けに作られてはいるものの、実際に我が家のチワワに与えてみると、最初のうちは口の横からポロポロとこぼしてしまうことがありました。「もしかして、硬くて噛めないのかな?」と心配になったのを覚えています。
小型犬でも食べ方には個体差がある
同じ「小型犬」といっても、食べ方には本当に個体差があります。
掃除機のように丸飲みする子もいれば、我が家の愛犬のように一粒ずつ奥歯で「カリッ…カリッ…」と丁寧に噛み砕く子もいます。このこのごはんはオイルコーティングされていない分、市販のフードに比べると少し硬めのしっかりとした食感です。そのため、噛む力が弱い子や、おちょぼ口で食べる子にとっては、最初は少し顎が疲れてしまうのかもしれません。
子犬はふやかして様子を見る
もし子犬(パピー)にこのこのごはんを与えていて食いつきが悪い場合は、味の好み以前に「まだ硬くて食べられない」可能性が高いです。
消化器官も未発達なので、最初はぬるま湯でしっかりふやかして、指で簡単につぶせるくらいの柔らかさにしてあげてください。我が家も、愛犬がまだ小さかった頃は、ふやかしたドロドロのご飯から徐々に水分を減らして、数ヶ月かけてカリカリに移行していきました。このステップを飛ばすと、ご飯そのものを嫌いになってしまうこともあるので注意が必要です。
シニア犬は歯や噛む力も確認する
シニア犬になって急に食べなくなった場合は、「わがまま」ではなく「口の中のトラブル」を疑うべきです。
歯周病で歯が痛い、歯が抜けて噛めない、顎の筋肉が衰えて硬いものを噛むのがしんどい……など、加齢による変化が原因かもしれません。そんな時は無理にカリカリのまま食べさせず、ふやかすか、あるいはシニア向けの柔らかいフード(ウェットフードなど)への切り替えも視野に入れる時期だと、私は獣医さんから教わりました。
食べづらそうなら無理をさせない
ふやかしたり細かく砕いたりして食べるなら良いですが、毎回の食事準備が飼い主さんの大きな負担になるようであれば考えものです。
「せっかく買ったから」と、毎日すり鉢でフードを砕いていた飼い主さんの体験談を読んだことがありますが、それはお互いにとってストレスですよね。工夫してもどうしても食べづらそうにしているなら、「うちの子の顎や口のサイズには合っていなかった」と潔く割り切り、無理をさせないことも愛情だと私は思います。
最初は食べたのに急に食べなくなった理由
この章では、「やった!食べてくれた!」と喜んで定期購入を申し込んだ途端に見向きもしなくなる、あの「魔の現象」について、考えられる理由を整理します。
「数日前まではあんなにガツガツ食べていたのに、どうして急にぷいってするの!?」
残されたフードを見つめながら、私は何度このセリフを心の中で叫んだか分かりません。新しいフードを買って数日は食べるのに、突然ピタッと食べなくなる。この「一時的な食いつき」に振り回されている飼い主さんは本当に多いはずです。
単純に飽きた可能性
一番多いのが、単純に「飽きた」という理由です。
犬は好奇心旺盛なので、初めて嗅ぐ匂いや味のフードには「なんだこれ?美味しいかも!」と飛びつくことがあります。しかし、数日経って「ああ、これ毎日出てくるやつね」と気づくと、急にテンションが下がってしまうのです。私たち人間だって、どんなに高級なお寿司でも毎日続けば「たまにはラーメン食べたいな」と思いますよね。犬にもそういう感情があるのだと知った時、私は少し愛犬のことが愛おしくなりました。
トッピングやおやつを覚えた
「食べないから」と、その数日間のあいだに少しでもトッピングをしたり、代わりにおやつを多めにあげたりしていませんでしたか?
我が家の愛犬はまさにこれで、「ちょっと待てば、あの美味しいお肉が乗ってくるはずだ」と学習してストライキを起こしていました。最初は食べていたのに急に食べなくなった場合、愛犬が「飼い主の出方」をうかがって、より美味しいものを要求しているだけの可能性は非常に高いです。
気温や運動量で食欲が変わる
季節の変わり目や日々の運動量も、食欲に直結します。
夏の暑い時期は夏バテで食欲が落ちますし、雨が続いて散歩に行けなかった日は、運動していないのでお腹が空きません。我が家のチワワも、冬場にこたつで一日中丸くなっていた日は、夕方になってもお腹が空かないのか、ご飯を出しても見向きもしないことがありました。「フードが嫌いになった」のではなく、単に「今日はお腹が空いていない」という日もあるのです。
体調不良のサインの場合もある
ただし、ここで絶対に油断してはいけないのが「体調不良」のサインを見落とすことです。
「また飽きたんでしょ」と放置していたら、実は胃腸炎だった……というシャレにならない事態も起こり得ます。急に食べなくなった時は、便の状態(下痢や軟便ではないか)、嘔吐はないか、おもちゃで遊ぶ元気はあるか、水を飲めているかを必ずチェックしてください。もし「このこのごはんで下痢・軟便になる?切り替え時の原因と対処法」でも書かれているような消化不良のサインや、ぐったりしている様子があれば、偏食と決めつけずにすぐ獣医さんに相談しましょう。
何日食べなければこのこのごはんをやめるべき?
この章では、「いつまで粘るべきか、どこで諦めるべきか」というやめ時の判断基準について、私が過去に撤退ラインを見誤って愛犬に負担をかけてしまった苦い経験をもとに整理します。
「高いフードだし、もったいないからどうにかして食べさせたい。でも、お腹空かせてるのを見るのも辛い……いつまで様子を見ればいいの?」
愛犬がご飯を食べない日が続くと、飼い主のメンタルも削られていきますよね。私も「今日こそは!」と期待してお皿を出し、絶望して下げるというルーティンに疲れ果てていました。
1〜2回食べないだけで即判断しない
まず大前提として、健康な成犬であれば1食や2食抜いたくらいで慌てる必要はありません。
我が家も最初の頃は「朝ごはん食べなかった!死んじゃう!」とパニックになり、すぐにおやつをあげてしまっていました。でも、これが偏食を悪化させる最大の原因です。「食べないから」と1〜2日で別のフードに変えたり、豪華なトッピングをつけたりすると、犬は「待てばもっといいものが出てくる」と完全に味を占めます。焦らず、まずは2〜3日は根気よく(ダラダラ置かずに時間を決めて)出し続けてみてください。
工夫しても継続的に食べないなら見直す
ふやかす、少し温める、前のフードに混ぜる割合を増やすなど、考えられる工夫を1〜2週間続けても、どうしても食べない。あるいは、トッピングだけを舐め取ってベースのフードは意地でも残す。
このような状態が続くなら、飼い主として「撤退(やめる)」の判断をする勇気も必要です。犬にもどうしても受け付けない味や匂いがありますし、食事のたびに飼い主がイライラしたり落ち込んだりしていると、その不穏な空気を犬も察知して食事自体が嫌いになってしまいます。
下痢・嘔吐・かゆみなどが出るなら無理をしない
食いつき以前の問題として、このこのごはんを食べさせたあとに下痢や軟便が続いたり、吐いてしまったり、体をやたらと痒がるような仕草が見られたら、すぐにストップしてください。
「せっかく買ったから」「もったいないから」と食べさせ続けるのは絶対にNGです。我が家も過去に別のフードで「慣れれば便も固くなるはず」と素人判断で続けてしまい、結果的に酷い下痢を長引かせてしまった後悔があります。体に合っていないサインが出ている時は、即座にやめるのが鉄則です。
食欲不振が続くなら獣医師に相談する
フードを変えたり、トッピングをしたりしても全く何も食べない、水も飲まない、元気がないという状態が丸1日以上(子犬やシニア犬なら半日でも)続く場合は、「わがまま」ではありません。
病気が隠れている可能性が高いので、迷わず動物病院を受診してください。私は過去に「単なる偏食だろう」とタカをくくっていて、実は胃腸炎だったという経験をしてから、体調不良との線引きだけは絶対に慎重にしようと心に誓っています。
なお、やめるかどうかの具体的な判断基準については、こちらの記事「このこのごはんをやめた人の理由は?合わないときのやめ時・解約判断」でも詳しく解説していますので、迷っている方は参考にしてみてください。
このこのごはんを食べない犬には向いていない?
この章では、「結局、うちの子には合わなかったってこと?」と肩を落としている飼い主さんへ向けて、フード選びの呪縛から抜け出すための考え方をお伝えします。
「SNSで大絶賛されているフードを食べないなんて、私の選び方が悪かったのかな……」
いえ、そんなことは決してありません。私も、愛犬がこのこのごはんをなかなか食べてくれなかった時、自分の飼い主としての力量を否定されたような悲しい気持ちになりました。でも、色々なフードを試すうちに「どんなに良質なフードでも、合わない子には合わない」という当たり前の事実に気づいたのです。
工夫で食べるようになるなら継続候補
ふやかしたり、少し温めたり、前のフードと混ぜる割合を調整することで、しぶしぶでも食べてくれるようになり、徐々に残さず完食するようになったのであれば、そのまま継続する価値は十分にあります。
このこのごはんは原材料も安心でき、お腹の調子や涙やけのケアにも良い影響を与えることが多い優れたフードです。我が家のチワワも、慣れるまで時間はかかりましたが、ペースを掴んでからは便の調子も良く、切り替えて良かったと思える瞬間が何度もありました。
毎回トッピング必須なら負担も考える
一方で、「絶対にトッピングがないと一口も食べない」という状態が定着してしまった場合は、少し立ち止まって考えてみてください。
毎回の食事でトッピングを用意する手間やコスト、そして何より「今日も食べてくれるかな…」とハラハラする心理的負担は、想像以上に飼い主を疲弊させます。「健康のために」と始めたフード選びで、飼い主がストレスを抱えてしまっては本末転倒です。
体質・好みに合わないなら別のフードも選択肢
「いろいろ試したけど、やっぱり食べてくれない」
「うちの子には、この自然なカツオ節の香りは物足りなかったみたい」
もしそう結論が出たのなら、罪悪感を感じる必要は全くありません。「このフードはうちの子には向いていなかった」と潔く割り切り、別のフードを探すというのも立派な前進です。
世の中には、このこのごはん以外にも良質なドッグフードはたくさんあります。お肉の香りが強いもの、もう少し粒が柔らかいものなど、愛犬が「美味しい!」と喜んで食べてくれて、かつ飼い主さんが安心して与えられるフードは必ず見つかります。高い勉強代だったと割り切り、次へ進むのも一つの正解だと私は思います。
このこのごはんを食べないときによくある質問
この章では、愛犬がこのこのごはんを食べないときに、当時の私がネットで検索しまくった「よくある疑問」について、一人の飼い主としての経験を踏まえてお答えします。
「ふやかしていいの? 混ぜていいの? 正解がわからない!」
愛犬がご飯を食べない時、飼い主の頭の中は「?」でいっぱいになりますよね。私も当時は、メーカーの公式サイトから個人のブログまで読み漁り、良かれと思ってやったことが裏目に出ることもありました。ここでは、私が実際に試して分かったリアルな結論をまとめました。
他のドッグフードと混ぜてもいい?
はい、混ぜても大丈夫です。というより、切り替えの初期段階では「必ず混ぜる」べきだと私は痛感しています。
前のフードの匂いや味に慣れている子にとって、急な変更はストレスになります。ただ、いつまでも「半々」で混ぜ続けると、このこのごはん本来の栄養バランスや良さ(無添加や国産であることなど)が半減してしまいます。また、費用面でもコスパが悪くなりがちです。「高かったのになぁ」と毎月の出費が気になる方は、こちらの記事「このこのごはんは高い?料金・コスパと続ける価値を解説」も読んで、お財布と相談しながら無理のない続け方を検討してみてください。
ふやかしても大丈夫?
もちろん大丈夫です。我が家では、香りを立たせるために「ぬるま湯」でふやかす方法にとても助けられました。
ただし、熱湯を使うとビタミンなどの熱に弱い栄養素が壊れてしまうので、30〜40度くらいの人肌程度のぬるま湯を使うのがポイントです。また、ふやかしたフードは傷みやすいので、食べ残しはすぐに捨てるようにしてください。「もったいない」と取っておいてお腹を壊しては元も子もありません。
トッピングは何を選べばいい?
トッピングをするなら、できるだけシンプルでカロリーの低いものがおすすめです。
我が家では、味の濃い犬用ふりかけやチーズを使って大失敗し、偏食を悪化させてしまいました。その後は、茹でたキャベツやにんじんを細かく刻んだもの、あるいは鶏ささみの茹で汁だけに落ち着きました。
ただし、ここで一つ注意点があります。もし愛犬が特定のたんぱく質(特に鶏肉)にアレルギーを持っている場合、トッピング選びやフード選び自体を根本から見直す必要があります。このこのごはんは鶏肉をメインに使用していますので、「もしかして鶏肉が合わないのかな?」と疑ったことがある方は、「このこのごはんは鶏肉アレルギーでも大丈夫?原材料と注意点を解説」の記事もあわせて確認しておいてください。
食べ残しは何時間くらい置いていい?
ドライフードのままであれば、20〜30分程度で下げるのが理想です。
「お腹が空いたら食べるかも」と何時間も出しっぱなしにしていると、空気中の湿気を吸って風味が落ちたり、唾液がついて雑菌が繁殖したりします。ふやかしたものやトッピングをしたものは特に傷むのが早いので、我が家では「20分経って食べなければ無慈悲に捨てる」というルールを徹底しました。犬に「今食べないとなくなる」と教えるための大切なステップです。
子犬やシニア犬でも同じ対処法でいい?
成犬と同じ対処法で良い部分もありますが、子犬やシニア犬の場合は「より慎重な見極め」が必要です。
成犬なら1食抜いても様子を見られますが、体が小さくエネルギーを必要とする子犬(パピー)の場合は、低血糖を起こす危険があるので長時間絶食させるのは危険です。またシニア犬の場合は、単なる「わがまま」ではなく、噛む力が弱くなっていたり内臓機能が落ちていたりすることが原因である可能性が高くなります。自己判断せず、かかりつけの獣医さんに相談しながら、その子の年齢と体力に合った工夫(柔らかくするなど)をしてあげてください。
食べさせることより「愛犬に合うか」を見極めよう
「せっかく買ったのに、なんで食べてくれないの……」
高いフードを買って残された時のあの虚しさと焦りは、痛いほどよくわかります。私もお皿の前でため息をつき、「私の育て方が悪かったのか」「うちの子が特別わがままなのか」と自分や愛犬を責めてしまった時期がありました。
でも、いろいろと試行錯誤して分かったのは、「食べない=失敗」ではないということです。
犬にも人間と同じように好みがあり、その日の体調や気分があります。そして何より、私たち飼い主の「食べてほしい!」という必死すぎるオーラが、プレッシャーになっていたこともありました。
今回ご紹介したような、ふやかす、少し温める、トッピングの量を減らすといった工夫を試してみて、愛犬が喜んで食べるようになるなら、それは「最初は警戒していただけ」なので、継続する価値は十分にあります。例えば、涙やけの改善を期待して買ったのにすぐには効果が出ず、しかも食べないからやめようか迷っている……という方は、「このこのごはんは涙やけに効果ない?改善しない理由と判断基準」も参考にしつつ、もう少し長い目で見てみるのも一つの手です。
一方で、いろいろ工夫してもどうしても食べない、毎回の食事がお互いにとってストレスになっているなら、「このフードはうちの子には合わなかった」と潔く手放すことも立派な選択です。
一番大切なのは、購入したフードの元を取ることではなく、愛犬が毎日おいしそうにご飯を食べ、あなたがそれを見てホッと安心できる日常を作ること。この記事が、フード選びの迷路から抜け出し、愛犬にぴったりの食事スタイルを見つけるためのヒントになれば嬉しいです。