チューリッヒ犬のがん保険

チューリッヒのペット保険(犬のがん保険)を徹底解説!加入前にデメリットは必ずチェック。

こんにちは!チワワくんの飼い主です。

今回は、自動車保険で有名なチューリッヒからペット保険(犬のがん保険:チューリッヒ少額短期保険)がリリースされたので、紹介していこうと思います^^

チューリッヒの犬のがん保険は、ベーシックなペット保険と違って、補償対象となる傷病が、がん(良性腫瘍含む)と骨折、脱臼だけ、というかなり尖ったペット保険です。

自動車保険のチューリッヒと何か関係があるのか?(チューリッヒの自動車保険に加入していたら割引がある?自動車保険の特約なの?)のような素朴な疑問も含めて、こちらでお伝えしていきます!

チューリッヒ犬のがん保険の補償内容

まずは、基本的な補償内容から見ていきましょう。

保険区分

保険区分は少額短期保険です。ペット保険には損保と少額短期保険があるという話はこのブログでも結構していますが、区分でいうと少額短期保険ですね。

チューリッヒのペット保険ということで、自動車保険の特約だと勘違いされる方もいるかもしれませんが、自動車保険とは別個の完全な独立した保険です。

補償対象動物

補償対象動物ですが、犬のみとなっています。通常、犬と猫飲みというペット保険会社が多いのですが、チューリッヒのペット保険は犬だけが保障対象です。

加入・更新上限年齢

加入上限年齢ですが、11歳未満までとなるので、10歳11ヶ月まで加入可能です。更新年齢の上限は無い終身保険となっています。

待機期間

待機期間は30日間ですが、契約期間のカウントの仕方がちょっと特殊です。

  • 毎月20日までに契約:翌月1日〜契約期間開始
  • 毎月20日以降に契約:翌々月1日〜契約期間開始

となっています。上記は契約期間の開始なので、保障対象期間はさらにここから待機期間の30日間が加算された後、ということになります。

仮に20日に契約すると翌月1日から契約期間開始、そこから待機期間を経て保障開始となるので、契約してから保障期間が始まるで約40日間あります。

仮に21日に契約すると、翌々月から契約開始、さらに待機期間30日間待つ必要があるので、最大約70日間(2ヶ月ちょっと)もラグが出てくるので注意が必要です。

具体的なプラン内容

保障割合:100%
補償対象傷病:がん(良性腫瘍含む)、骨折、脱臼のみ
補償対象(通院・入院・手術):入院、通院、手術のフルカバー
年間最大補償額:100万円(※年間免責金額あり)
1日あたり、年間あたりの限度額、限度回数:無制限

免責金額

チューリッヒの犬のがん保険には年間で免責金額が3万円に設定されています。つまり、年間の治療費が3万円までは自己負担となり、3万円を超えたものについて保障対象となります。

仮に年間の治療費が2万円だった場合、請求できる保険金はありません。年間の治療費が10万円立った場合、10万円ー3万円=7万円が保障対象となり、保障割合が100%なので、そのまま7万円の保険金が請求できる、という形です。

チューリッヒ犬のがん保険の保険料

チューリッヒ犬のがん保険の保険料を見ていきましょう。

これはHPには載っていないため、直接問い合わせをしてみる必要があります。※今回は小型犬(チワワ)の場合でそれぞれの保険料を問い合わせて記載しています。中型犬や大型犬の場合は保険料が変わってくると思いますが、保険料の上がり方を参考にしてみて下さい。

年齢 保険料(月額)
0〜2歳 1480円
3〜5歳 1870円
6〜8歳 3590円
9〜11歳 5580円
12歳〜 6550円

その他のペット保険と比較すると安い部類には入りますが、保障対象ががんと骨折、脱臼に限定されているところを考えると割高感は否めませんね。

割引制度

割引制度については一切用意されていません。チューリッヒの自動車保険に加入していれば割引があるのかとも思いましたが、そういったことはなく、現時点で割引は一切ありません。

保険金の請求・支払い方法

保険金の請求は後払いのみ。窓口精算はできません。また、チューリッヒの犬のがん保険には一つ特殊なところがあって、それが年間契約ではなく月契約だということです。

チューリッヒの犬のがん保険以外のほとんど(ほぼ全てと言っても過言ではない)は年間契約です。保険料を月額で支払うか、年間で一括で支払うかの選択肢はありますが、契約自体は一度加入すると1年間は解約できません。

一方、チューリッヒの犬のがん保険に関しては、月契約なので3ヶ月後に解約、ということも可能な訳です。そして、自動的に支払いも月額払いしかありません。ここがかなり特殊なところですね。

チューリッヒ犬のがん保険の免責・不担保条件

チューリッヒの犬のがん保険の免責、不担保条件ですが、そもそも保障対象となるのががん、良性腫瘍、脱臼、骨折の 4つしかありません。

逆にいうと、それ以外の傷病は全て免責(保障対象外)となります。※1つ例外として「診断書等作成費用については、1万円/回が保障されます。

チューリッヒ犬のがん保険のデメリット

では、私が感じたデメリットについていくつか挙げていきます。

  • 保障対象が狭い割に保険金が割高
  • 生涯で通算300万円までしか保障されない
  • 契約してから保障開始までが長い

細かいところはいろいろとありますが、特筆するところはこの3つです。

やっぱり、保障対象が4つの割に保険金がその他のペット保険と比較すると割高なところと、通算300万円までしか保障がされないというのが、いざ契約するとなるとかなり不安が残るところ。

ここまで制限がかかるのであれば、保険料はもう少し頑張って欲しかったなぁというのが正直なところですね。

チューリッヒ犬のがん保険のまとめ

では、最後に保険全体を通して、メリットデメリットを踏まえて総括します。

メリットとしては、100%補償ということころと、契約が月単位ということで気軽にお試し加入ができるところですね。年額3万円までは自己負担という制約はありますが、全額治療費が戻ってくるというのは助かりますしね。

ただ、そもメリットを踏まえても、保障範囲の割にかなり割高感の残る月々の保険料と、保障が通算300万円までとなっているのはなかなかきつい

安定して継続するのはなかなか難しいながら、子犬の時期だけといった短期限定や、他のペット保険で加入を断られた、という方はチャレンジしてみても良いのかなと思いました

ということで、今回はこの辺で!

 

 

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